引き続き『快適ゾーン』を考える

 昨日に引き続き『快適ゾーン』について私の経験した、私なりの『快適ゾーン』を紹介してみます。

 今から四年ほど前になりますが、私が所属しているコンサルティングファームの忘年会が東京でありました。普段は居酒屋で実施していたのですが、その年の幹事が例年と雰囲気を変えた忘年会を企画してくださいました。

場所は日本橋の高級ホテルのレストランなんです。日頃回転ずしで食事をしている者としては、多少の不安があったのですが、とりあえず出かけました。JR神田駅から歩いて10分くらいだったと思いますけど、目の前にたかーいビルディングが見えてきました。当時オープンしたばっかりの『マンダ◎◎ オリエン◎◎ 東京』1泊スタンダードルーム65,100円でした。(宿泊はしてません)そのホテルの37階のレストランが会場なのです、まずは入り口がわからないのです。ビルの周りを2週くらいした記憶があります。やっと見つけたエレベーターに乗って37階に行きました。37階に到着してエレベーターのドアが開いて、フロアーに一歩踏み出した途端に『ズッコケ』そうになったんです。そうです、高級な絨毯に足を取られそうになって!レストランに案内されて2時間程の食事をメンバーの方々とご一緒したのですが、『とても、落ち着かなかった』ことを今も記憶しています。おそらく、私の『快適ゾーン』を越えていたのだと思います。21,000円のディナーを楽しめなかったのです。(もったいなかったです)

 その時の幹事さんと色々と話をしたのですが、彼は比較的リーズナブルなランチに小学生の孫娘を連れておいでになっているそうです。彼曰く『小さいうちに本物に触れさせて、快適ゾーンを拡げておかないと』とおっしゃっていました。

 なるほど、と納得させられた忘年会でした。次回もう一つ経験談を書きたいと思います。