《服一着、浴槽11杯分》

 読売新聞の記事より

 調査は、まだ着ることのできる衣服などが廃棄される『ファッションロス(衣服ロス)』の環境への影響を把握するのが目的で、2020年度に、政府統計の分析や企業、消費者へのアンケートなどの踏まえて推計した。

 国内で1年間に供給される衣服は約35億着で、9500万トンのCO2排出量は『中小国の1国分排出量に匹敵する』(環境省)1着当たりに換算すると約27㎏で、ペットボトル約270本の製造分に相当する。衣服の98%は海外から輸入されており、9500万トンのうち9割は海外で排出されている。

 水環境にも影響を与えている。原材料となる綿栽培などに使われる水消費量は83億立方㍍(1着当たり浴槽11杯分)で、世界の衣服業界全体の9%に当たり、海外の希少な水資源を大量消費している実態が浮き彫りになった。

※食品の廃棄の問題とあわせて衣服にも同じようなことが起きていたのですね。

《歩き続ければ、大丈夫》

 “歩き続ければ、大丈夫”・・・佐藤芳之著

 最近読んだ本で印象に残った一冊です。

 35歳でアフリカの地で、ナッツの会社を一大ビジネスに育て上げ、その会社をアフリカ人に譲り70歳にして新たに新ビジネスに挑戦しているすごい人です。

 そんな本の中にチョット笑えた内容がありましたので紹介します。

 アフリカでこういう昔話を聞いたことがあります。

 ある夜、ドーンと大きな音がしました。村人は何事かと家から飛び出すと、地面に大きな穴が空いていました。いったい何が落ちたのだろう。村人は穴を覗き込んであれこれ調べ始めました。ところがいっこうに落ちた物は見つかりません。困りはてた村人は長老のところに相談に行きました。

 すると長老はいいました。
 『おまえたちは何をいっているんだ。穴が落ちてきたに決まっているだろう』
 『ああ、そうか』
 村人たちは納得していつもの仕事に戻りました。

 というお話です。

 実におおらかな生き方だと感じました。些細なことにこだわらずに“穴が空いたらなら、それでいいしゃないか!”ちょっと真似したいと思いました。

 

《同一労働・同一賃金》

 同一労働・同一賃金が、4月から中小企業にも適用されました。エン・ジャパンの調査によると、対応が完了28% 現在取り組み中が23%で、半数程度が“何をすべきか分からない” “対応が必要か分からない”等の理由で対応に取組んでいないことがわかりました。

 同一労働・同一賃金とは、パートやアルバイトなど非正規の仕事内容や責任の程度が同じで、転勤の有無なども同様の場合は『均等待遇』が求められ、企業側が違いについて合理的な理由を説明できなければ、不合理な待遇格差とされます。

 不合理な格差については、ハマキョーレックスの判例や大阪医科大・郵便局の配達業務にあたる非正規の契約社員の訴訟などがありますが、会社の事情によって裁判所の判断は一律にはなっていません。

 トラブルを避けるためにも【職務・職責・雇用管理システムの違い】について、一覧表にまとめておく必要があると思います。
※職務内容と責任の有無  予算管理責任の有無  顧客管理責任の有無等々
※雇用管理のシステムの違い 勤務場所 労働時間 残業等々
※処遇の違いについて
 

《職場のハラスメント》

 労務行政研究所の『職場のハラスメント言動に関する調査』よると、上位は次のような言動になっています。

 36.2% 相手が嫌がるような皮肉や冗談を言う
 35.5% 陰口を言ったり、悪い噂を広めたりする
 34.7% 問いかけておきながら答えを否定してたり、『好きにやっていい』と言いながら細かく管理や指示をしたりするなど矛盾した言動をする。
 34.5% 特定のメンバーの前で、あからさまにため息をつく、舌打ちをするなど、不機嫌さを示す。
 34.5% 自分の思いや経験のみに基づいて、充分な説明をせずに相手を動かそうとする。
 33.5% 相手のあら探しや、細かいところばかりを必要以上に責める。
 33.3% 一方的に発言、主張し、相手の言い分を一切聞かない。
 33.3% 相手の失敗や間違いを相手だけのせいにして責める。
 32.2% 他の人か見ている前で、誰かを怒鳴りつけたりする。
 32.2% できなかったことに対して、無理に理由や説明を求めるなど、相手を理論的に追い詰める。
 32.0% 普段以上に声を荒げて、感情的に相手を責めたり怒ったりする。

 言葉は無意識に使っていることが多いと思いますが、言葉に意識を向けて意図的に使ってみたいものです。
 

 

《へこたれない》

 “へこたれない”・・・鎌田 實 著より

 風ちゃんは四十五歳。脳性まひで体感機能障害がある。両手は全く使えない。字を書くのも足で。二本の箸も足で持つ。

 こんな風ちゃんの話しです。

 人は一人では生きてはいけない。人と人とのつながりの中で生きる。だから、人の心をつかまえることが大切。風ちゃんは人の心をつかむ達人だった。
 風ちゃんは立ち上がって、自分の詩を朗読した。脳性まひの特徴である筋の緊張が起きて、上手くしゃべれない。身体が曲がる。しぼり出すように始まった。ひと言ひと言が輝いている。上等な一人芝居を見ているようだ。
『昨日、障害者でした。今日、障害者でした。明日、たぶん障害者でしょう』
 教室中に涙があふれ出す。
 風ちゃんは言い切った。
『ある小学校に講演に行った。校長先生が私を紹介してくれた』
『不幸にして障害を持った風ちゃんです』
 この野郎と思った。初対面の他人から『不幸な風ちゃん』なんて言われる筋合いはない。幸せか不幸せかは自分で決めるもの。私は手が動かなくても、足を使って、けっこう幸せに生きている。
 風ちゃんがいたずら坊主のように、ニコッと笑った。
 身体は不自由だけど、私は自由だ。
 身体は不自由だけど、私は不幸ではない。
 自由も、幸せも、ちょっと視点を変えれば見えてくる。
 自由も、幸せも、よくばらなければ、つかまえることができる。
 自由も、幸せも、へこたれなければ、手に入れることができる。
 だれでもできる。きっと。

《自分へのご褒美》

 あなたは、『この仕事をなんとか成し遂げたら』・・・“ちょっと高級なお寿司を食べる” “旅行に出かける” “エステでリラックスする”等のようなご褒美を自分自身に約束をして、大仕事にチャレンジした経験はありませんか!

 あなたの気持ちを『よーし!そんなご褒美があるのならやってやる』と前向きにして、パワーを発揮させることを【外発的動機付け】といいます。報酬・魅力的なモノ・褒章等で外部から刺激を与えて動機づけをすることになりますが、継続して与え続けなければならないといったマイナス面があります。現実的には、ナカナカモチベーションがあがらない時などに私も使っています。私は、温泉好きなので日帰り温泉を“ご褒美として”よく利用しています。

 他に、動機付けには【内発的動機付け】という考え方もあります。これは『自分のやりたいことをする』ということです。個人の生活では、『自分のやりたいことだけをする』ということも可能かもしれません。でも、仕事では難しいことかもしれません。そこで3つのアプローチの手法をご案内します。

 例えば、チーム目標やチーム課題に対して
➊自分がしなければならないこと・・・
➋自分にできること・・・
➌自分がしてみたいこと・・・
 以上の3つの視点から具体的行動を考えてみるのです。チームの皆で考えてみることが重要ですし、チームリーターは皆の考えをまとめて【実行計画】を描くのです。ポイントは、上からの指示・命令ではなくて自分たちで設定することにあります。
 

《目標の連続》

 六千年の歴史も七十年の人の一生もいわば果てなき山登り、
 あの峰を越えたらと思う峰を越えても、
 なお行く先は山また山に汗を絞る習い

 徳富蘆花

 ある目標を設定して行動を起こして、やっと実現したかと“ホッと”するのもつかの間で、目の前にはまたまた大きな山が現れている。そして、新たな気持ちでその大きな山にチャレンジしていく。このような連続が私たちの人生であり、大切なことは常に目標を設定して、勇気をもってチャレンジしていくことだと思います。

 ピーターの法則にもあるように、人は目標を達成すると瞬間的に力が抜けてしまいやる気を喪失してしまいます。従って、複数の目標を持つことが必要なのだと考えています。

《大学院で勉強します》

 今年もアッという間に今年も3月になりますね。改めて時のスピードの速さに驚いています。とある理論によれば、加齢とともに増々スピードの感覚が速くなるようです。

 個人事業として開業して三十年が過ぎました。行政書士業務・経営人事の業務を通じて、お客様の問題解決に臨んできました。途中失敗も数多く経験しその失敗を糧として頑張ってきたつもりです。

 還暦を迎えたころから、もう少し新たな挑戦をしたいと思い“本の出版”をしてみました。実際に本の原稿を書いてみることで色々な学びを得ることができました。

 また、昨年の夏頃ですが、“ふっと”『大学院に行ったみたい!』と思い立ち、東北にあるほぼ全ての大学院をネットで検索したところ“福島大学大学院経済学研究科”が私の学びたいこと、そして土日のビジネスキャリアコースがあること等諸条件がマッチしました。早速、夏休みを利用してキャンパス見学と入学願書を貰って帰りましが、36度超えの暑い日だったことを覚えています。すぐに願書を提出して、10月に論文と面接の試験を受けたところ4月から来てもよいという通知を頂きました。

 来月から、週末は学生になって勉強してみます。経営戦略や組織論を重点的に学びたいと考えていますが、30年間実務優先で理論的な面が疎かになっていたと思います。理論をしっかり勉強して、実務面・理論面の両面からアプローチ出来たらよいと考えています。私の研究テーマは“永続する組織”で、酒田に有った【本 間 家】をモデルにして考察してみようかと思っています。

 今後は、大学院の情報も書き込んでみたいと思いますので、宜しくお願い致します。

《よく頑張った》・・・言葉のチカラ

 “よく頑張った” 自分を褒めよう    神奈川県 樋口信代様 読売新聞の投稿

 コロナ禍で家にいることが多くなっせいか、日常生活で『あー疲れた』が口癖になっていた。食事の後片付けや風呂掃除の後も『あー疲れた』といってしまう。さらに、その言葉に身体が反応するように、何をするにも気だるくなり、やる気が出なくなっていた。

 そこで『あー疲れた』の代わりに『よく頑張った!』と声に出して自分を褒め、気合を入れることにした。洗濯が終われば『よく頑張った!』、草取りが済めば『よく頑張った!』という具合である。そんな私を見て、けげんな顔をしている夫に『よく頑張った!』と声をかけると、苦笑いされた。

 1ケ月もすると、家事が苦にならず、フットワークもよくなった気がしてきた。60代にもなると、他人から褒められることがないので、結構気分がいいものだ。言葉のチカラはすばらしい。

 コロナ禍が収束に向かわず、心身ともに疲れている方々が多いだろう。そんな時には『よく頑張った』と自分で自分を褒めて欲しいと思う。
 

《目標管理に思うⅡ》

 “ゆがめられた目標管理”・・・一倉定 著から

 F社の工場長は、非常に話のわかる人で、人間関係信奉者であった。同社は受注生産なので、営業課長が引き合いを持ってくると、設計・資材・製造の各課長を集めて『図面はいつできるか、その図面が出てから何日で資材・外注品の手当が出来るか、そうしたら、製造課ではいつ完成するか』ということをきき、その結果で納期の返答をしていた。各課長は、早く出来ない理由を、縷々並べ立てる。結局は、相当長い納期をもらわなければならない、ということになる。当然、営業課長は承服しない。そんなことでは受注はおぼつかないからだ。そこで、また話し合いが行われ、若干納期をつめて『これ以上納期をつめるのはムリだ。営業課長はそれでお客に納得するように話をつけてくれ』というようになることがオチなのであった。営業課長はシブシブ承知する、という結末になる。当然のこととして、営業成績はあまりかんばしいものではなかった。
 たまたま、筆者がこの会社のお手伝いをすることになり、上記の事を知ったのであるが、ご意見番の立場として、この工場長に苦言を呈したのである。
 『あなたは、社内の人々の立場をよく理解し、人間関係を円滑にしようとしている。しかし、それは間違っている。社内の人間関係や立場を尊重するというが、そのシワよせは、納期の遅れとなってお客様にいってしまっている。いったい、会社はだれのおかげで食っているのか。お客様のおかげてはないか。そのお客様を犠牲にした人間関係は、まったくの誤りではないか。お客様を忘れる会社は、お客様から忘れられる。そうなったら会社はつぶれる。会社をつぶして、なんの人間関係か。それこそ最悪の人間関係である』
 と歯に衣を着せぬ直言をするとともに、“生きるための要請”についての考え方を説明したのである。じっときいていた工場長は『わかった、自分の考えが間違っていた』と率直に反省した。実に立派な人である。

 その後、その会社の課長たちは、もっともらしい理屈をいわなくなった。そして、業績も上がった。