月別アーカイブ: 2015年9月

《影響の輪・関心の輪》

 【関心の輪】(自分ではコントロールできない事柄)と【影響の輪】(自分でコントロールできる事柄)のどちらの輪に、自分のエネルギーや時間を集中しているかを判断する一つの方法は、『持つこと』と『なること』を区別することです。

 【関心の輪】から生じる望みは、『持つこと』に満ちています。
 『家さえ持てれば幸になれる』
 『もっと親切な上司を持っていたら・・・』
 『もっと忍耐強い夫を持っていたら・・・』
 『もっと素直な子どもを持っていたら・・』
 『一流大学を卒業してさえいれば・・・・』
 『もっと自由な時間を持っていたら・・・』

 これに対して、【影響の輪】から生じる望みは、『なること』に満ちています。
 『私はもっと忍耐強くなる』
 『私はもっと賢くなる』
 『私はもっと優しくなる』

 私たちは、『目標の明確化』という知的創造に対しては、大いなる自覚を持って自ら責任を引き受けなければなりません。

 もしそこで責任を回避すれば、【影響の輪】(自分でコントロールできる事柄)の外にある※他の人や※周りの状況に、自分の人生を方向づける力を委ねてしまうことになってしまいます。

《自己コントロール》

 7つの習慣“S・R・コヴィー”著の中で、私の好きな考え方があります。それは、【関心の輪】と【影響の輪】という事柄に対する二つの捉え方です。

【関心の輪】
 関心の輪(自分ではコントロールできない事柄)の中で自分の人生の意味を探し求めることは、主体的(積極性に富み、前向き)な責任を放棄し、知的創造のプロセスを周囲の状況や他人の手に委ねること。

一方【影響の輪】
 ※直接的にコントロールできる問題(自分の行動と関係している問題)
 ※間接的にコントロールできる、あるいは影響できる問題(他人の行動と関係している問題)
 ※全くコントロールできない問題(誰も影響できない問題、過去の出来事など)

 これらはすべて、私たちの“影響の輪”(自分でコントロールできる事柄)の中に入っています。
 
 そうです、直接的・間接的・全くコントロールできない問題のいずれにしても、解決の第一歩は自分の手に委ねられているのですね。

 

《トヨタ 子ども手当4倍》

【トヨタ自動車 子ども手当4倍】
 ・・月額2万円に 配偶者手当は廃止に・・

 トヨタ自動車は来年1月以降、段階的に配偶者手当を廃止し、子ども手当を現行の4倍に引き上げることで労働組合と大筋合意した。

 労組は九月の評議会で提案受け入れを正式決定する。子どもを抱えた世帯を支援する政府の方針に沿った措置といえる。

 子育て世帯の場合、社員の配偶者が無職か年収103万円以下の場合、配偶者手当は月額19500円を支給し、子ども手当は一人5000円ずつ支払っている。新制度では配偶者分を廃止し、子ども一人につき一律2万円を支給する。

 トヨタは専業主婦世帯が一般的だった昭和20年代に家族手当などの支給を始めた。現在は共働き世帯の方が多く、制度も見直すことにした。
 
                     読売新聞の記事より

《個別面談》

 個別面談を実施することで色々な事が分かります。

※組織のシステム上の問題点
 上司から部下への連絡事項等が伝わらない。
 上司を飛び越えての業務上の相談。
 トップに現場の第一線で起きていることが伝わっていない。

※職場内の人間関係トラブル
 上司と部下との関係のトラブル。
 同僚同士のギクシャクした人間関係。

※職場内のボトルネック。
 チーム内の問題児。
 業務遂行上のボトルネック。

 一年に一回の個別面談ですが、多くの組織の問題点と課題が確認出来ます。是非、お勧めします。 

《知恵を働かせましょう》

 今日、日曜日は“サザエさん”がありますね。その中で、『七等分の天才』という題の話があります。

 目の前にケーキがあったとします。そのケーキを七人で食べる時に、うまく同じ大きさで取り分けるには、どのようなやり方があるでしょう!

 サザエさんの弟カツオは、パームクーヘンでも、羊羹でも、メロンでも、何でも器用に七等分に切り分けます。

 『手品みたい!』『定規を使っているの?』と皆、不思議がりますが、『うちは七人家族だから、身体が覚えているんだよ!』と、カツオは得意げです。

 番組の後半で、七等分の秘密が明らかになります。実は、カツオは普通に八等分に切って、そのうちの一個をこっそり隠していたのです。残りの一個は、後でこっそり食べるか、飼い猫のタマにあげていたのかもしれません。

 悪知恵といえばそれまでですが、こうした機知が物を言う場面は、人生でも多くあるでしょう。固定観念を捨て、柔軟に物事に向かう時、カツオのように思いがけない妙手が生まれるかもしれません。

 職場の教養より 

《離職率を考える》

 今週・来週と施設にお伺いして“職員個別面接”の業務が続きます。今日は岩手県の社会福祉法人I会で9時~17時まで、職員一人20分の持ち時間で実施しておりました。

 面接は、私と職員と施設長の3者面接で行っていますが、チャレンジ目標シート・業務質問表の二つのシートを使用して進めていきます。目標シートについては、上期の内容の確認が中心になりますし、業務質問表は日常業務での問題点を事前に記入した上で面談に臨んで頂きます。

 ここの施設では4日間で約100名弱の職員と個別面接を行いますが、実施するようになってから早10年程になります。御一緒して頂きます施設長も二代目になりました。最後に必ず施設長から一言を頂戴しますが、施設長にも大変御苦労をかけています。

 最近、医療・福祉法人の離職率が取り上げられますが、ここの法人は今年は4月以降【離職者0】だそうです。1年1回の面接ですが、毎年同じ顔ぶれです。離職率が極めて少ない状況です。丁寧な面接が直接的な要因だとは申しませんが、トップが定期的に職員の話を聴くという姿勢はとても大切なのではないかと、痛感しています。

 しばらく面接が続きますが、楽しみながら実施したいと思います。

《ビジネスコーチング》

 先週は、一日カン詰で《ビジネスコーチング》の研修を受けてました。久しぶりにしっかり勉強をしたので、心地よい疲れで帰ってきましたが、定期的にサビ落としをしないといけないと感じています。

 《ビジネスコーチング》の目的とするところは、組織目標達成の支援になります。当然組織を構成しているのは、個人ですから個人の目標達成を支援することが、最終的には組織の目標の達成に繋がるという仮説に基づいて進めていきます。
 
 基本的にはセルフコーチングがベースになっていますが、これはとても重要なことです。組織、個人が永続的に目標達成を実現する為には【自らをコーチングすることができる】ことがポイントだからです。

 《ビジネスコーチング》は、脳科学・認知心理学から≪目標設定≫≪動機づけ≫≪快適ゾーン≫≪セルフトーク≫≪セルフイメージ≫について理論的に説明していきます。十数時間の研修になりますが、活力ある組織を創るために大変役立つ理論だと実感しています。特に目標管理制度を運用している組織では、効果が高いと思います。

 閉塞感を感じる時代になりました。打破する為に《ビジネスコーチング》を推薦します。