《服一着、浴槽11杯分》

 読売新聞の記事より

 調査は、まだ着ることのできる衣服などが廃棄される『ファッションロス(衣服ロス)』の環境への影響を把握するのが目的で、2020年度に、政府統計の分析や企業、消費者へのアンケートなどの踏まえて推計した。

 国内で1年間に供給される衣服は約35億着で、9500万トンのCO2排出量は『中小国の1国分排出量に匹敵する』(環境省)1着当たりに換算すると約27㎏で、ペットボトル約270本の製造分に相当する。衣服の98%は海外から輸入されており、9500万トンのうち9割は海外で排出されている。

 水環境にも影響を与えている。原材料となる綿栽培などに使われる水消費量は83億立方㍍(1着当たり浴槽11杯分)で、世界の衣服業界全体の9%に当たり、海外の希少な水資源を大量消費している実態が浮き彫りになった。

※食品の廃棄の問題とあわせて衣服にも同じようなことが起きていたのですね。