《ОJTから》支援について考える

 今日は、ОJTプログラムから《支援》ということについて考えてみたいと思います。

 ОJT研修の中で、リーダーシップのスタイルについても説明します。以前書き込みをした記憶が有るのですが、再度復習をします。
リーダーシップのスタイルを四段階に使い分けます。
第1ステップ  指示・命令   【報告・連絡】
第2ステップ  コーチする   【気付かせる】
第3ステップ  支援する    【ヘルプでなくサポート】
第4ステップ  まかせる     【放任ではない】

 リーダーシップのスタイルについては今回はふれませんが、今日考えてみたいのは第3段階の《支援する》です。時々本で紹介されている説明は、お腹を空かせた子供にお魚を捕って食べさせることは【ヘルプ】、お魚の捕りかたを教えるのが【サポート】、というように書いてあります。『なるほど』と納得し、上手な説明だな!と感心します。
 もう少し付け加えてみれば、相手の主導権や自律性を奪わないようにしながら支えてあげることが【サポート】なんでしょうね。主導権を相手から奪ってしまうと、単に相手を操作することになるんだと思います。

 逆にあなたも経験があることと思いますが、通りでつまずいたり転んだりした人に『大丈夫ですか?』と声を掛けると、決まって『大丈夫です』と答えます。自分に主導権があると感じたい気持ちが強く支援を求めないのでしょう。特に男性の場合は顕著です。例えば仕事においての部下の、『大丈夫です』という発言の真意を上司は感じ取る必要があると思います。