《二つのアプローチ》

 目標の達成に向けて、実力管理者基礎コースのなかで《二つのアプローチ》が紹介されています。特徴としては、現状から⇒目標の達成に向かって進んでいく【業務改善目標】をテーマにした場合

≪積上げアプローチのプロセス≫
①原因分析⇒②方針の列挙⇒③改善方針の決定⇒④改善立案⇒⑤実施 となります。

≪デザインアプローチのプロセス≫
①理想形の想定⇒②ネックポイント対策⇒③細部調整⇒④改善立案⇒⑤実施 となります。

 以上の二つのアプローチの手法を状況に応じて使い分けることが必要になるのだとは思いますが、私がここに書き込みをしてきた内容は≪デザインアプローチ≫の考え方です。少し表現を変えて≪ビジョンアプローチ≫として御案内をしています。

 大切なポイントとしては、まずは≪ビジョン・望ましい状態・理想≫を明確にすることです。別の表現をすれば【問題に集中するのではなくて、解決策に集中する】になるでしょうか。≪ビジョン・望ましい状態・理想≫を明確にしたあとは、現状の⇒側からプロセスを見るのではなくて、『←←理想の側からプロセスを見つめることによって』プロセス上にある課題を発見し、それを解決していくといった手法です。

 マクスウェル・マルツも言ってますが、目標を明確にすると【自動成功メカニズム】【サイコ=サイバネティクス】が働きはじめて目標の実現に進んでいく、と。
 《エンド・リザルト・オリエント》最終結果志向