《意味づけ》

あなたの身に起こるどんな出来事に対しても、あなたの好きなように意味付けができます。どんな意味付けをしてもいいのです。

意味付けがすべてなのです。
すべての人は、いつも2つの質問をしています。

「これはどういう意味なんだろう?」
「それについて、私は何をすべきだろう?」

多くの人は、その意味付けをネガティブにしてしまいます。そして、ネガティブにしてしまうことで痛みを感じてしまうのです。これがすべての問題の始まりです。
すべての痛みの感情は、ネガティブな意味付けからきています。
痛みの99パーセントではありません。100パーセントがそうなんです。

これさえわかっていれば、人生をマスターしたも同然です。

ハッピーという意味付けも、成功という意味付けもできます。
自分が達成したい目標をなんだって達成できます。
どんな目標だって達成できます。
すべての人生の経験をポジティブに意味付けできれば、好きな感情を得られますし、人生で成功できるのです。
悪い経験、嫌なことなんてありません。
たとえば、株式投資で失敗してほとんどの財産を失ったとしても、恋人に裏切られたとしても同じです。

私たちの人生の失意とは、出来事の解釈(かいしゃく)の結果なのです。
解釈というのは、その出来事が良いことなのか悪いことなのかを判断することです。痛みなのか、快楽(かいらく)なのか。
人生を効果的に生きるためには、どんなことが起ころうとも、自分を勇気づける意味付けをするのです。
たとえば、私が舞台に上がるとき転んでしまった場合、

「なんて恥ずかしい」

と思った場合は、快楽ですか?痛みですか?
転んだことをよい出来事と解釈するには、どうしたらいいでしょうか?
よい質問をするのです。

「この出来事の良い点はなんだろう?」
「この経験をどうやって生かせるだろう?」

良い質問は良いフォーカスを生みます。あなたは自動的に、出来事の良い面にフォーカスできます。

何があっても、良い解釈をするのです。

出来事そのものに意味はありません。あなたが意味を付けるのです。あなたはどんな出来事でも、ポジティブにもネガティブにも意味付けできるのです。
悲劇的な出来事に遭(あ)っても、そのことから人のために生きたり、より大きな幸せをつかむ人もいます。恵まれた出来事に遭っても、それが原因で傲慢(ごうまん)になってしまったり自分を失って大きな失敗をする人もいます。

自分自信が作る意味以外に、意味というのは存在しないのです。ですから、どんな出来事であっても、あなたの力で良い解釈はできるのです。自分自身で作る意味しか意味はないのです。

出来事はコントロールできません。しかし、あなたが出来事をどう意味付けするか、その後どんな質問をしたり行動を取るかは、コントロールできるのです。

選択の自由は、あなた自身のなかにあります。