《顕在意識》について考える

 今日は、《顕在意識》について考えてみたいと思います。《顕在意識》は、私たちの五感を通じて世の中の現実を知覚し、現実との接触を保っています。
 顕在意識には、次の4つの機能があります。

1) 知 覚
 知覚とは、感覚を通して認識することです。私たちは、自分なりの解釈をベースに現実についての情報を集めています。ところが、私たちの知覚や解釈は、必ずしも正確で完全ではありません。
2) 連 想
 連想は、知覚した情報が潜在意識に蓄えられている情報と連動して観念を呼び起こす心的作用です。すべての新しい情報は、蓄積された情報と連動します。
3) 評 価
 評価は、受け入れた情報を潜在意識に蓄積されている情報と連結して、その価値を判定することです。私たちは、受け入れた情報が自分にどう影響するかを考えます。『その情報は、自分をどの方向に向けるのか』『今までの情報と比べてどうか』等を考えて評価します。
4) 決 定
 決定は、緊急性や目標に基づいて行動を決めることです。

 次回は、潜在意識の働きについて考えてみたいと思います。