《アファメーション》認知的不協和

 今日は、認知的不協和ということについて考えてみたいと思います。心理学者のレオン・フェスティンガーの説ですが、『人は、思いこんでいるものと矛盾する、あるいは対立する意見や信念に出会うと混乱を感じてしまいます。思考がバラバラになり軋轢をおこします。』このような状況のことを《認知的不協和》といいます。この不協和の状況とは実に《不快》であるわけです。人は、《不快》な状況から脱出する為に『行動や態度』変えることになります。

 では、どのような行動や態度をとるのでしょうか。
 ① 自分に不利益と思われる情報を受け入れないようにする
 ② 言い訳・出来ない理由をならべて自分を正当化します
 ③ 行動を考え方に合わせて修正する。
 不快な状況を取り除くために以上のような行為をすると言われています。

 そこで《アファメーション》との関係で考えてみます。アファメーションは、現状から離れたところにビィジョンとしてイメージするわけですが、ここに《不協和》《現状とビジョンのギャップ》が出てきます。この状況で、目標達成の方法を受け入れなかったり・言い訳や出来ない理由付けによって自分自身を正当化することになってしまうと、目標の達成は遠くなってしまいます。

 人は、イメージで行動しているといわれます。『現状のイメージ』『目標達成イメージ』の二つがあった場合には、《イメージの強い方》に引っ張られることになります。現状イメージが強ければ現状に・達成イメージが強ければ実現に向かいます。

 目標の達成には、現状より離れたところに《ビジョン》を設定し、そのギャップをエネルギーにすることで実現のスピードが速まると思います。ポイントは、高い《ビジョン》と《強い達成イメージ》