『快適ゾーン』を考える 第四回

 今日も引き続き『快適ゾーン』について考えてみたいと思います。

 『快適ゾーン』をもう一度説明しますけど、『自己対話』を積み重ねて『自己イメージ』が形成されるのでしたね。『この自己イメージ』のことを『快適ゾーン』といいました。違う表現をすれば、《私にはこの程度だったら出来るという一定の範囲》(自分で勝手に思い込んでいる範囲)になります。この一定の範囲内に目標が設定されたとしましょう。自分には出来ると思い込んでいるレベルにありますから、快適なんです。

 では次に、この一定の範囲を超えたところに目標が設定されたとしましょう。《わたしには、とても出来ないと思いこんでいるレベル》(非快適ゾーン)になります。この時に私たちは、どんなことをやり始めるでしようか?

 例えば、
 ① 言い訳・出来ない理由を並べる。
 ② 目標を出来るレベルまで下げる。
 ③ 自己イメージの拡大。

 ①の行為をすることで自分自身を正当化しているのでしょうね。所謂出来なくてあたりまえといったようなことです。自分を安心させています。
 ②の行為は解りやすいですね。自分が出来ると思い込んでいるレベル《快適ゾーン》まで、目標を引き摺り下ろすということです。これで『ほっ』とします。
 ③は、自己イメージを拡げるということです。自己イメージの形成に影響を与えている自己対話をコントロールして、新たな領域の自己イメージを創るということでしようか。

 この、新たな自己イメージの創造については次回に書きたいと思います。