《パワハラを考える》

 “パワーハラスメント”という言葉が頻繁に使われるようになって随分なりますね。初めのころは《新鮮な響き》を感じたものですが、最近では何だか?です。

 厚生労働省が2012年に公表した概念は『人間関係などの職場内の優位性を背景に』した行為としています。

 厚労省の12年の調査によると、【上司から部下への】パワハラが77%で、職位・年齢が上から下への行為が大半でした。当時【部下から上司へのパワハラ】も4%程度はありましたが、最近は、部下の態度や言動に悩まされる管理職が多くなってきているように感じます。

 逆パワハラは『管理能力が足りないと評価される』と思って、会社に相談しないケースも多く見られます。

 部下がルールを無視したり、指示に従わないということは組織運営上大きな問題があります。個人的には、パワハラに対する過剰な反応については如何なものか!という感じです。

 前回は『寛 容』ということについてご案内をしましたが、【ダメなことはダメ】といった姿勢が大切だと思います。