月別アーカイブ: 2017年7月

《ゲシュタルトの祈り》

私は 私のことをする

あなたは あなたのことをする

私は 何もあなたに気に入られるために生まれてきたわけではない

あなたも 私に気に入られるために生きているわけではない

あなたは あなた

私は 私

もし二人が出会うとしたら それは素晴らしいことだ

もし出会わないとしても それは仕方のないことだ

※ゲシュタルト・セラピーの創立者、フリッツ・パールズは、ワークショップの始めに、全員でこの詩を唱和したそうです。
親子・夫婦・上司と部下などの人間関係で、見返りを求めない潔よさが自分を自由に解放してくれるのでしょうね!

《山本五十六の名言》

 今日は、山本五十六の名言【人を育てる極意】をご案内します。

『やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ』

『話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず』

『やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず』

 短い言葉の中に、人材育成のポイントが見事に表現されています。

《我が信条》

※ジョンソン・エンド・ジョンソン

 我々の第一の責任は、我々の製品およびサービスを使用してくれる医師・看護師・患者・そして母親・父親をはじめとする、すべての顧客に対するものであると確信する。

 顧客一人一人のニーズに応えるにあたり、我々の行うすべての活動は質的に高い水準のものでなければならない。
 
 適正な価格を維持するため、我々は常に製品原価を引き下げる努力をしなければならない。

 顧客からの注文には、迅速、かつ正確に応えなければならない。

 我々の取引先には、適正な利益をあげる機会を提供しなければならない。

 我々の第二の責任は全社員に対するものである。

 社員一人一人は個人として尊重され、その尊厳と価値が認められなければならない。

 社員は安心して仕事に従事できなければならない。

 処遇は公正かつ適切でなければならず、働く環境は清潔で、整理整頓され、かつ安全でなければならない。

 能力ある人々には、雇用、能力開発および昇進の機会が平等に与えられなければならない。

             “ジョンソン・エンド・ジョンソン” 我が信条より抜粋

《コミュニケーションを考える》

 弊社では、人事考課制度の運用を通じて【組織内コミュニケーションの活性化】を実現したいと考えています。
 
 具体的には、年四回程度の面接ということになりますが、《目標面接》《評価面接》《フィードバック面接》《中間面接》等をきっちりと実施していただくことが重要です。上司と部下がしっかりと向き合って業務に関することを中心にして、《コミュニケーションシート》の内容に沿って進めていただきます。

 コミュニケーションを円滑にすることで、どのような効果があるのでしょうか。
※お互いのことをよく解りあえることで安心して業務ができる。
※コミュニケーションを密にすることで誤解を防げる。

 結果として、組織内に『和』の文化が生まれ【相互扶助】【共生感】につながると考えています。

 最低、年四回の面接をしっかり実施してほしいものです。

《長所を伸ばす人材育成》

 コンサルタントの船井幸雄は、“長所伸展法”という考え方を本の中で紹介されていますが、私も“なるほど!”と共感して読んでいました。以後“長所伸展法”という考え方を研修の中で取り入れています。

 長所に着目をして伸ばしていくといった考え方は理解できるのですが、実際は仕事等で他人の長所に目を向けることが中々難しいのです。特に我々世代は、“欠点矯正法”で教育され躾を受けてきた感があるので、それがしっかり身についてしまって“欠点”ばかりが見えたり気になったりしてしまうのです。

 私は、毎日見る手帳の1ページ目に“長所伸展法”と大きく書いていますが、それでもついつい欠点・短所に目がいってる自分に『ハッ』としてしまいます。あのP・ドラッカーも『短所は治らない。長所を伸ばすと短所が消えていく』と著書の中で書いています。長所に意識が向くことが習慣になるまで頑張らないと、と思っています。

 先日NHKの番組で、発達障害の特集を放送していました。ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の方の仕事ぶりをカメラが追っていたと記憶しています。印象に残っていることが何個かあるのですが、一つは【言語認識】です。上司に『観葉植物に適当に水をやっておいて』と指示されるのですが、鉢から水かあふれてフロアーが水浸しになっても、まだ水をやり続けている。『適当に』という言葉の認識が出来ないのです。また、経理の仕事が良く出来るようになったので、経理以外の仕事を少し担当してもらうように進めていくのですが、うまく進まないのです。【業務の幅を拡げることにストレスを感じる】といったことが起きていました。人は、基本的に【長所・得意なもの】がいいんですよね。このような事例は、長所伸展法を理解する上では参考になるように感じました。 

《たった十分の積み重ね》

 7月3日(月曜日)本日の職場の教養から

 『数人で行うべき業務を一人でこなす』という話が、様々な業種で聞かれる昨今です。一人で仕事を抱える人の重責は、並大抵のものではありません。以前できていたことができなくなり、ストレスを溜めてしまう人もいるでしょう。

 映像制作会社に勤務するAさんもその一人です。あれもこれも仕事が舞い込んでくる中で、実益と趣味を兼ねた読書の時間がまったく取れなくなったのです。

 “このままでは自分がまいってしまう”と危機感をおぼえたAさんは、発想を変えてみました。どんなに忙しくても、『毎日10ページだけ読書する』という新しい挑戦を始めたのです。

 時間にしてたったの十分ですが、300ページの本なら、1か月で読み終わります。1年続ければ、12冊の本を読むことができます。読む本の数は半減しましたが、ストレスはかなり軽減できた上に、業務の効率も上がったといいます。

 自分の置かれる環境は、自分ではどうにもできないことがあります。それならば意識を変えて、これまでとは違う見方、やり方に挑戦してみましょう。