《ポイント式賞与》

 弊社でもポイント式賞与・ポイント式退職金の提案をするようになって、十数年が経過しましたが、未だに賞与の支給基準に悩んでいる会社は意外と多いです。
 老舗繁盛店の社長もそうでした。なまじっか利益が出るものだから、支給額とその配分方法に困っています。特に、個別配分ルールがないものだから、対人比較で検討するということになります。(いわゆる相対評価)
 提案するポイント式賞与を運用するに当たっては二つの条件をクリア―して頂く必要がありますが、一つは人事考課制度による五段階評価の実施です。中には目標管理による目標評価だけで五段階評価を行っている会社もあります。今一つは、等級制度の構築ですが、弊社では7等級制を提案しています。
 人事考課制度と等級制度が完成していよいよポイント式賞与の運用に進んでいくわけですが、まずは【月収比例50%】【成績比例50%】からスタートして段階的に【成績比例100%】に持ち込みます。

 成績別配点表(例)をご案内します。

等級 代表職位   S  A  B  C  D
7  部 長   700 500 400 320 250
6  課 長   500 400 320 250 200
5  係 長   400 320 250 200 160
4  主 任   320 250 200 160 125
3  指導職   250 200 160 125 100
2  担当職   200 160 125 100 80
1  担当職   160 125 100 80 65

※ 賞与配分式
  各人の賞与額=(月収比例分+成績比例分)×出勤率
※ 成績比例分の計算方法
  1点単価=(賞与総額-月収比例分総額)÷Σ(等級別成績別人員×成績別配点数)