《整理、捨てることの進め方》

 枚岡合金工具 株式会社の取り組み

 我が社は、モノを『生・休・半死・死』の4種類に区分けし、不要品の整理を行っています。『生』は使用頻度が高く4時間以内に使うモノ。それ以外はいずれもすぐには必要ないものとし、『休』は5日以内に必要なモノ。『半死』は6か月以内に必要なモノ。『死』は6か月以上使わないモノと定義しました。

 判別の為すべての備品に赤いシールを貼り、使う際にシールを剥がすというルールを決めました。6か月以上たってシールが貼って有れば、高価なモノでも例外なく処分します。

 捨てる時は“もったいない”と感じますが、無駄なモノは買わない、買ったモノは大切に使うという心を養うことが大切なのです。ただし、資源の有効活用のため『死』のなかでも『売れるモノ』『リサイクルできるモノ』は区別しています。

 我が社で手元に置くのは『生』品のみで、『休・半死』は別の場所に保管します。『生』品のみを作業台に置くと、いますぐ付加価値を生むモノだけに限定でき、モノを探している時間が無くなり、付加価値がアップします。

 モノを区分けすると『休・半死』が大半を占めるので、『死』を処分したあとは『生』から『半死』にかけて、手元から遠くへ配置します。すべてのモノにマークすることで、次に整理するときも簡単に区分けできます。

※モノ以外の情報の整理の仕方にも参考になります。