《コミュニケーションの比喩》

 コミュニケーションの目的を、一つは【自分自身を知ること】もう一つは【自分の想いを伝えること】の二つに絞って考えてみましょう。

 一つ目の【自分自身を知ること】の有効な考え方に“ジョハリの窓”があります。ご存知の方も多いと思いますが、少しだけ説明しますと、ジョハリの窓では私たちを四つの窓に区分けしています。➊開かれた窓・・・自分も他人も知っている部分 ➋盲目の窓・・・他人は知っているが自分は気づいてない部分 ➌隠された窓・・・他人に隠している部分 ➍暗い窓・・・自分も他人も未知の窓になります。

 そこで注目したい部分は、➋の盲目の窓です。自分では気づいていない部分を拡げたいわけですが、そのために有効なのが“他人からのフィードバック”に意識を向けてみることです。まるで、他人という鏡に映る自分を見るようにです。他人は、言葉や態度で実に多くのメッセージを送ってきています。今まで見過ごしていたメッセージに少し注意してみてください。新しい自分を発見できるかもしれません。

 次に、相手に想いを伝えたいときに有効なのが、【比 喩】です。なにか、相手がイメージしやすいものに喩えて表現するのです。
『まるで竹を割ったような性格』 『コスモスのような人』等々たくさんあると思います。上手に比喩を使うことで伝えたい想いを強調したり、共感を得たりすることができます。

 自分なりに試してみてくだざい。