《忙しい・忙しい病》

 あなたの周囲に“忙しい、忙しい”を連発する人はいませんか!

 こういう人を見ているせいか、私たちは無意識のうちに【忙しいそう=仕事が出来る人】というイメージを作り上げています。

 すると、忙しさを前面に出して仕事が出来る人を演出しようとする人が表れてくるのも当然の結果です。口癖は『忙しい、忙しい』ですが、本当に仕事の出来る人はこのようなことを自分から言うことは、まずありません。

 むしろ訪ねられてきた人から、『相変わらずお忙しそうですね』等と声をかけられると、『そんなでもありません。今ならお話を伺えますよ』等と答えるものです。

 仕事が出来るということを演出したい人は、誰もそう思ってくれていないから、自分で『忙しい、忙しい』と言わなければならなくなります。言うだけでなく、体も忙しそうに動かしています。まるで忙しそうにすることが癖になっているように・・・・・・。

 逆に忙しそうに動いていても、仕事が出来る人の動きには無駄がありません。頭の中で今何をすべきかといった優先順位がハッキリと見えているから動きに無駄がなく、テキパキしています。

 まずは、『忙しい、忙しい』という口癖から矯正していきましょう。言霊というように、言葉には力があります。意識して使いましょう。