《離職の理由》

 看護職員の『離職を考えた理由』が掲載されていましたので、ご案内をします。

1 職場内の派閥
2 いじめというより、嫌がらせ(情報を流さない)
3 声の大きな人に振り回される(シフトや仕事のやり方)
4 経営者に対する不満
5 必要以上の利益を求める経営者とのズレ

 一般企業でも同様なことが起きているのだと思うのですが、派閥とかグループが一番の理由になっていることには驚きです。上位5番までは、給与とか処遇面の理由がありません。給与・賃金面で離職を抑制しようとしてもあまり効果がないことに気がついていない経営者がどうも多いような気がします。

 以前もふれましたが、日本古来の考え方『和を以て貴しとなす』があります。この内容は、人はえてして派閥や党派などを作りやすい。そうなると偏った、かたくなな見方にこだわって、他と対立を深める結果になる。そのことを戒めているのです。ただ、『仲よく』というのではなく、道理を正しく見出すために党派、派閥的なこだわりを捨てよ、と教えてくれています。