《チェックは出口一カ所で!》

 管理をしている人は、ミスが起こらないように何重にもチェックをしなければいけない、という先入観を持っている場合があります。例えば、一度のチェックでミスが発生したのだから二回・三回とチェックの回数を増やそうとすることです。

 しかし実際には、そう何度もチェックする必要はありません。
《出口一カ所のチェックで十分》です。

 スーパーや小売店では、ゲートチェックで万引きを防止しています。
 レジを通さない商品や払い忘れた商品があれば、出口のゲートで警報が鳴る仕組みです。
 これを、入店時から見張ろうとすれば、お客様すべてを疑い、動き一つひとつを見張らなければならないことになります。
 仕事においても、一からすべてを管理してチェックをしようとすれば、大変な労力・コストが発生します。さらに、誰かがチェックするだろうという甘えも出てきます。

 時々、確認欄のたくさんある伝票を見かけることがありますが、確認欄にハンコを押してチェックした気分になっているだけで、実際には何もチェックできていないというケースも少なくありません。現場を知らず、そもそも確認出来るはずのない人がチェックしていることさえあります。

 ここさえ押さえておけば、という『社内から出ていく出口』でしっかりチェックすることがポイントだと考えます。

 仕事は真剣勝負!