《最終結果志向》エンド・リザルト・オリエント

 今日は、最終結果志向【エンド・リザルト・オリエント】という考え方をご案内します。

 それは、まずは≪ゴール≫があって、それから認識が生まれる、ということです。このことは、普通は逆に考えられています。つまり、たいていの人は、まず認識があって、それからゴールを探し出す、という順番で考えをめぐらせているのです。
 まず、ゴールを設定し、ゴールの世界のイメージを高めていけば、ゴールに向かうプロセスが見え始めて【方法・手段】実現へと導いてくれます。このプロセスを発見するシステムを《脳の活性化システム》RASと呼んでいます。生理学的に人間が持っている機能です。

 日々のことにおいても、ゴールが先で認識が後という関係が重要になってきます。例えば、企業で作成するプランもそうです。来年度の売上を5億円に引き上げようというときに、企業ではたいていの場合、製造や営業、財務や経理などが数字を集めてきて、その結果『何とか達成できそうだ。よし来年度の売上目標は5億円にしよう』という手順がとられます。手段・方法論を先に検討し、それからゴールを決めるわけですが、、これは間違ったやり方と言わなくてはなりません。
 正しい方法は、来年度の売上5億円というゴールを先に決めるのです。そうすると、今はまだ見えていない売上5億円を稼ぐ方法・手段が後から見えてくるのです。

 つまり、ポイントは『ゴールを設定すると、達成の方法・手段は後からわかる』ということです。