月別アーカイブ: 2019年6月

《ライフサイクルと経営戦略》

 ライフサイクルに対応した全体的な経営戦略

※導入期(種をまく)・・・問題児
 マーケットシェアの拡大戦略
 研究・開発とリエンジニアリング戦略

※成長期(育てる)・・・花形スター
 価格や品質イメージ戦略
 マーケティングが重要な戦略になる

※成熟期(収穫する)・・・金のなる木
 コスト面での競争戦略
 フォーカスエリア戦略

※衰退期(耕す・種をまく)・・・負け犬
 コストコントロール戦略

 自社の置かれている環境と発展段階に対応した経営戦略が必要です。

《負けを忘れる》

 読売新聞の記事より(藤井聡太七段へのインタビュー)

 竜王アカデミーの座談会で高宮敏郎サピックス・代ゼミグループ共同代表は『将棋で負けると悔しいが、どんなふうにリフレッシュしているのか』と日頃感じていたという疑問をぶつけた。少し考えた藤井七段は『しっかり寝て忘れることです。』とシンプルに返答した。

 メモを取っていた保護者の何人かは意外そうな表情を浮かべていた。藤井七段ほどの棋士ならば、敗れた対局を頭の中で並べ直し、次にいかすべく反省していると考えるのが自然だからだ。だが、藤井七段は『忘れる』というのだ。師匠の杉本昌隆八段は、その言葉に深くうなずいていた。

 実際、トップ棋士の羽生善治九段も『忘れること』の大切さを説く一人だ。将棋は自らの口で『負けました』と投了を告げるゲームなので、敗戦のダメージはかなり大きい。羽生九段も藤井七段も『負けを引きずることは良くない』という共通認識がある。

 もちろんトップ棋士は、負けてふて寝をするわけではない。気持ちを切り替えるために寝るのだ。『負けを忘れる』とは、厳しい勝負の世界に身を置く者が心得る含蓄のある《金言》だ。

※負けを引きずらないことが大切なのでしょうね。

《ベンチマーキング》

 ベンチマーキングとは、目標(モデル)としたい企業(団体等)と比較することにより、そのギャップを埋め、企業の現状を改善する手段・方法論です。あなたの企業(団体等)で、目標または比較の対象としたい企業等があれば、それはどこで、どんな点でしょうか?
 具体的に書き出すことがポイントです。

 ベンチマーキングの種類
➀インターナル・ベンチマーキング
 社内・グループ企業内でのベストの比較研究。
 グローバルに展開している企業や多くのプラントや支店を持つ企業に有効。

➁コンペティブ・ベンチマーキング
 最も手ごわい競争相手のやり方を学ぶ。
 リバースエンジニアリングや直接・間接調査によって競争相手はどういうやり方をしているかを研究する。

➂ファンクショナル・ベンチマーキング
 業績にかかわりなく、類似の特性を持つ機能・組織同士を比較し、ベストを研究する。

➃プロセス・ベンチマーキング
 業績や組織に関係なく、どの組織にも共通に存在するプロセスに着目し、類似したプロセスの企業組織と比較研究を行う。

 比較することで、改めて自社の長所・短所が良くわかります。