月別アーカイブ: 2019年1月

《やめるな》

 一編の詩を紹介します

 【やめるな】

 物事がうまくいかないとき
 自分の進む道がずっと上り坂に思えるとき
 貯金は少なく、借金ばかりがかさむとき
 微笑みたいのに、ため息しか出ないとき
 心配事で心が押しつぶれそうなとき
 必要とあらば休んでもいい
 でも、やめてはいけない

 人生に紆余曲折はつきもの
 誰もがそれを経験する
 そして、数多くの敗北を味わう
 彼もあきらめなければ勝てていたかもしれない
 どんなに苦しくても、あきらめてはいけない

 次のチャンスで成功するかもしれない
 成功と失敗は表裏一体
 疑いの雲があなたの目を曇らせ
 自分がどれだけ成功に近づいているかわからない
 遠くにあるように見えるが、実はすぐそこにあるのかもしれない
 
 だから、たとえ力いっぱい打ちのめされても、しがみついていよう
 最悪の状態に思えるときこそ、手を引いてはいけないのだ

 “作者不明”

《渡り鳥理論》

 “渡り鳥理論”という言葉を聞いたことがありますでしょうか!

 これは、季節ごとに島と島を飛びわたる渡り鳥は、まず目的地を決めて一気に上空に向かって飛び立ちます。

 低空で最短距離を目標にして飛んではいません。

 一気に上空に飛び立つときは、たくさんの体力を必要としますが、やがて上昇していった渡り鳥は上昇気流に乗ることが出来るようになります。

 上昇気流に乗ると羽を大きく羽ばたかせる必要もなく、羽で舵を取るだけで数千キロの距離を飛んでいくのです。

 やがて、下降気流にも乗り海に落ちることなく目的の島にたどり着きます。

 最近、“やっぱりおまえはバカじゃない” 吉野敬介著 という本を読みました。中学・高校と暴走族でバイク・タバコ・酒・シンナーの日々を過ごし、勉強とは程遠い生活だった著者が、ある時に大学に行こうと決心します。試験まで四か月という時期からの決断ですが、見事に合格します。

 目標を設定して、毎日20時間勉強に集中します。わたしは、渡り鳥理論を思い出しました。 

《こんな夜更けにバナナかよ》

 最近映画で話題になっていますね。
 読売新聞に次のような記事が掲載されていました。

 “障害者だって 自己中”
 
 映画では、大泉洋さん演じる車いすの難病青年のワガママに耐えかねて、高畑充希さん演じる介助ボランティアがこう言い放つ。
 
 『障害者ってそんなに偉いの?障害者だったら何言ってもいいわけ?』

 それ言っちゃっていいのとドキドキしたら、映画館のあとで本屋に行こう。読めば社会の見え方が一変する傑作ノンフィクションだ。

 タイトルの由来は、筋ジストロフィー患者の鹿野靖明さんが、深夜にボランティアをたたき起こして『バナナ食う』と言った逸話からだ。他人の助けなしでは生活できないのに、遠慮を知らない鹿野さんは、介助者とのケンカも日常茶飯事。だが、障害者が“自己中”ではいけないのか。『俺の人生はオレが主』と言ってはダメなのか。鹿野さんの命がけのワガママは、障害者=弱者という世間的常識を覆し、『自分探し』にさまよう若者の方を変革していくのだ。

 鹿野さんは2002年に42歳で没した。今こそ読み直されるべきだと思うのは、16年に神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設で起こった痛ましい殺傷事件が、本書のテーマに直結しているからだ。なぜ冒頭のセリフにドキドキしてしまったのか。そう考えることが社会を変える一歩になる。 

《社内ルール》

 江戸時代後期の学者に“山片蟠桃”という人がいました。

 彼は、仙台藩伊達家の財政再建をしたことで知られています。その方法は、『刺し米』といってコメの検査の際に、コメ俵に竹の筒を刺して俵の中から少量のコメを取り出して確認をしますが、その竹の筒を通常のものより太く・長くしてコメ俵から多めに取り出せるようにしました。その米を手数料代わりにして伊達家からは再建に必要な資金は貰わなかったのです。

 そのころ、大名家や大きな商家の経営コンサルタントをしていた、“海保青陵”という人物が、蟠桃の手法に感心し『升小談』という本を書いて色々な手法を紹介しています。

 例えば、蟠桃は店の管理を主人から命ぜられたときに、店員心得を1カ条つくりました。それは、《門限を守れ》ということだけでした。

 しかし守らないと厳しく処罰しました。店員はこの1カ条を守るだけで、ビシッと気持ちを引き締めたそうです。

 あれもダメ、これもダメと数多くの心得をつくることは、逆に店員は守らなくなると蟠桃は考えたのです。

 現在でも当てはまりそうです。

《新年あけましておめでとうございます》

 新年明けましておめでとう御座います。
 
 年末年始、のんびりしていましたら“あっと”いう間に、6日になりました。

 1年の計を考えないといけませんね!

 じっくりと考えて、三日坊主にならないように注意したいと思います。

 それでは、本年も変わらず宜しくお願い致します。