月別アーカイブ: 2018年7月

《やまびこのうた》

 岩手県の花巻市で特別養護老人ホームの施設長、理事長の職に長年就いておられる“髙橋信夫様”が『やまびこの足跡(うた)』というタイトルの本を六月に出版されました。84年間の人生を振り返り三百数十ページにまとめています。

 平成15年に、給与体系と人事考課制度導入のお手伝いをさせて頂きましたことがご縁で、今も施設に定期的にお伺いをしています。そのような関係から私にも一冊本を送付頂きました。中々読み応えのある本でしたが、一気に読み終えることが出来ました。新給与制度と人事考課制度導入のご苦労話にも触れており、また弊社の紹介内容もあって恐縮しております。

 84歳にして『お見事!』の一言につきます。素晴らしいことだと思いました。それも、社会福祉法人の現役理事長として日常業務を処理しながらですから、さぞかしご苦労されたことと感じます。

 読みながら、このエネルギーはどこから湧き出してくるのだろうか?と考えさせられました。私は、理事長とは十数年のお付き合いしかありませんが、この期間中様々なことがありました。

 当時は施設長として施設経営に係わっておりましたが、新人事制度の導入、ユニット棟増築、グループホーム新設、認知症デイ新設、ISO認証取得等、常に新しいことにチャレンジしておられたように思います。私の私見ですが、一般的に多くの社会福祉法人は組織が硬直的・保守的で変化をむ望まないような空気感が強いと感じています。そのような中で、極めて積極的経営だったことは他の見本であり称賛に値することです。職員も変化慣れしていて大変たのもしい印象でした。

 私も本を出版したくなりました。
 

《マインドフルネス》

 最近『マインドフルネス』が、企業で取り入れられているという記事を目にします。そこで今日は『マインドフルネス』手法について書きたいと思います。

 目は開けたまま行います。
 視線はまっすく前を見るのではなく
 座っているときは50cm、立っているときは1.5m先を見るようにします。
 半眼、伏し目の状態です。

 姿勢は、無理のない姿勢で行います。手は腿の上に軽く置いてください。
 呼吸は鼻呼吸です。鼻から吸って、鼻から出します。
 ゆっくり深い呼吸をします。
 苦しい人は、口から息を吐いてもかまいません。

 息を吸うときに『賢い』、吐くときに『心』と頭の中で唱えます。
 (5回ぐらい繰り返します)
 賢い心がお腹の中にあることを意識しながら、自分の中で『賢い心』と3回唱えます。
 判断にとらわれたことに気が付いたら、再び『賢い心』と3回唱えます。

 身体感覚、気分、思考、イメージに意識を向けて行ってく下さい。

 1日に5分程度の時間を使ってみると良いそうです。

《働き方改革》

 『働き方改革』の法案が、加計・森友問題で紛糾した中で衆議院・参議院ともに賛成多数で通りました。

 賛否両論あるのだとは思いますが、現場に近いところで仕事をしていると『人口減少社会』に直面している日本では【働き手不足】の問題がとても大きいです。

 この状況は、今後改善されることはなく増々厳しくなっていくものと予想されます。日本は、昭和二十年終戦と同度に壊滅的な状況だったと思います。私の幼少時、昭和三十年代は食料も不足気味で貧しかったという記憶があります。そのような状況から脱却するために、祖父・父親の世代は長時間労働にたえて一生懸命に働いてくました。おかげで、豊かな日本になったのだと思います。働き方改革による労働時間規制に少し心配なところもありますが、法律順守で乗り切っていかなければいけません。

 対応策としては、【AI】の活用、【外国人労働者】の採用、【スキルアップ】・【チームアプローチ】による生産性の向上等が考えられます。

 特に【チームシナジー】の発揮には、まだまだ可能性が考えられると思います。今一度研究してみたいものです。