月別アーカイブ: 2018年4月

《超基本人事考課制度》

 新年度がスタートしました。今日は人事考課制度についてシンプルに書いてみたいと思います。

【何を評価するのか】
※ 仕事への取り組み姿勢
※ 能力の発揮度
※ 目標の達成度(結果・成果)
   考課シートに落し込むことになると思います。

【目標設定とプロセスコントロール】 
※ 問題・課題の整理
※ 解決に向けての目標設定
※ 具体的行動計画
   ショートタイムチェックのマネジメント

 目標を設定し、結果・成果を求めて進んでいくことになりますが、結果が出てから手を打ってもタイミング的にズレている(遅い)ということに気づかなければならないと思います。重要なのは結果がでる前(プロセス行動)に集中することです。

 『行動が変われば結果が変わる』実にシンプルです。

《問題解決のプロセス》

 時々研修で【問題解決のプロセス】について実施することがあります。現象と原因をロジックツリーに分解する手法と理想の状態と現状のギャップに着目してギャップを埋めていくことで問題解決に導く二つのアプローチを採用していますが、今回気になる記事を見つけました。

【因果は近接していない】
 社会システムは因果作用ではなく、相互作用する。ところが単純な状態でしか考えない人々は、そのような相互作用ではなく、原因を結果と近接したところで単純に規定してしまう。製品に問題があれば製造部門に問題を探し、受注が不十分なら販売促進策が必要と短絡的に決めてしまう。住宅施設が不十分なら住宅を建設し、食料が不十分ならより多くの食料を援助しようとする。その結果は、犯罪の増加、失業、子供の非行化、受注量の低下、利益の低下、社員の意欲低下などに反映される。

 結果というのは、問題があることを示す明らかな症状のことである。それに対して社会システムの場合の原因とは、そうした症状を生んでしまう、潜在する社会システムの相互作用のことなのである。それは何か特定の要素に分解することができない。

 この社会システムにある相互作用が認識されれば変革につながり、持続する改善を生み出すことが可能である。

 私の視点もミクロ的分析方法に偏っていた感がします。以前話題になった【全体最適】【部分最適】のような両面のからの視点が必要になるのでしょうね。 

《サービスについて考える》

※ディズニーの行動指針

➀目を見て笑いかける
 ゲストに接するときは、必ず目を合わせて誠実な笑顔をみせる。
➁ゲスト一人一人を心から迎える
 個々のゲストに心のこもった挨拶で歓迎の意を示す。
➂積極的にゲストに接する。
 自分から助けやサポートを必要としているゲストを見つけ、求められるより先に対応する。
➃迅速なサービスに努める
 ゲストが困っていたり、質問や要望があったりすれば、すぐに対応するか、ゲストの力になれるキャストを見つける。
➄常に親しみやすい姿勢を示す
 いつでもゲストが話しかけやすい態度や表情を心がける。
➅魔法のような体験をゲストに与える
 どうすればゲストに魔法のような楽しい体験を継続してもらえるか常に意識して積極的に行動する。ゲストの前で個人や仕事の問題を話さないことも含む。
➆ゲストに感謝する
 ゲストとのやりとりが終わったときに、一人一人に『ありがとうございました』と感謝の言葉を伝える。

 私は、➂のサービスの先取りと➆の感謝する、が印象に残りました。

  

《失敗から学ぶ》

 生まれたときに『人生における失敗を確実に避ける方法』というマニュアル本をもらっていれば便利なのだが、こういう本はまだ出版されていない。そのせいか、私たちは数えきれないほどの失敗をする。ときにはひどい失望を感じさせるような失敗すらしてしまうことがある。

 失意のどん底にあるとき、私たちはひとつの大変重要な事実を見逃している。それは、失敗は学ぶために不可欠だということである。

 失敗は貴重なことを学ぶいい機会である。なぜなら、失敗するたびに間違った解決法が一つずつ消えて正しい解決法に近づいていくのだから。

 これからは、自分には失敗する自由があるというように考え方を変えてみてはどうだろう。そうすれば、いろいろな技能が習得出来て、成功の可能性がぐんと高くなるはずである。

 すべての失敗は、学ぶための絶好の機会である。そう考えることが賢明な態度だ。 

『うまくいっている人の考え方』・・・ジェリー・ミンチントン著 より

※新入社員のみなさん、失敗からたくさんのことを学びましょう。

《毎日のお掃除がひとの心を豊かにする》

 読売新聞にダスキンさんの広告が掲載されていました。

 『毎日のお掃除がひとの心を豊かにする』・・・・といった内容です。一般企業でも【3S】・【5S】運動への取り組みが多く見られます。やはり基本は、掃除にあるのだと感じています。

 新人研修で必ずトイレ掃除をさせる、という企業がありました。

 その企業は、内定者研修でできるだけ汚れた公共トイレを探して、便器から床までくまなく掃除をさせるそうです。スポンジを使用して素手を原則としているようです。
 当の内定者の方は、最初は怖がっていても、先輩の指導のもとに内定者仲間とトイレ掃除に取り組むうちに、便器がどんどんきれいになり楽しくなってきて、最後は弾けるような笑顔で終わるそうです。

 掃除か終わった後の、ちょっとした充実感ですかね。何だか解るような気がします。

 新年度がスタートします。日々基本を大切にしたいものです。