月別アーカイブ: 2017年4月

《教えないのススメ》

 萩本欽一さんの“教えないのススメ”

 50歳になった時から『これからどうするの』と未来のことを聞かれたら、『教えない』って答えるようにしている。これはおすすめ!

 実際には何も考えていなくてもいいの。でも、これを言われた相手は、『おや、何かすごいことを始めそうだな』と受け取ると思うんだ。周囲から『何かやりそうだ』と思われるってちょっとワクワクして気持ちいいよ。それに自分でも、まるで何かすごい計画があるかのように錯覚できる。

 50歳を過ぎると、多くの人が、『定年後はどうしよう』とか『今の生活を変えなくちゃいけないな』と考えるだろうし、家族から聞かれることもあるでしょう。

 そんなときは『教えない』って答えようよ。そして『今自分には秘密の計画があるんだ』と思い込んでみる。そのうちに何か見つかるはず。それが、50代以降を楽しむコツだと思う。

 コント55号を見て育った世代としては、中々含蓄のある話です。 

 

《新年度スタートしました》

 4月も中旬を過ぎました。新入社員さんを向かえて教育や業務の指導に日々追われていることと思います。そこで、教育や指導に関連する考え方を今日は書いてみたいと思います。

 まず、一つ目は【知識とスキル】についてですが、業務を遂行する上で知識とスキルの取得は重要な能力要素です。そこで知識とスキルの確認に当たっての留意点です。

 【知識は質問することで確認ができます】・・・相手に質問をしてみて正しい答えが返ってくれば知識を持っていることになります。

 一方スキルのほうは、【実際にやってもらうことで確認できます】・・・やらせてみて手順通り的確に出きれば良いですね。

 重要なことは、実際に出来ることだと考えます。

 二つ目は、【正しい行動習慣】です。人は、良かれ悪しかれ色々な行動を“習慣”としています。習慣というのは、色々な行動を“無意識”に出来ることを言います。例えば、車の運転や靴ひもを結んだりする行動です。習慣は、ある行動を意識して繰り返すことで形成されていくものです。

 もし気になるような行動習慣を矯正したいのであれば、最初は気になる行動習慣を意識して望む行動習慣に変えて、何度か繰り返し・繰り返し実行することで、望む行動習慣に書き換えることが出来るのです。時間的には4週間~6週間必要だと言われています。 

 新人社員の教育の参考になれば幸いです。

《掃除上手に感心》

 読売新聞投稿より  大分市 松岡美代子様(64歳)

 小学校の校舎は木造で、私の学年は5クラス、全校で1800人ほどの児童がいた。

 思い出すのが、掃除の時間だ。1クラスでも50人いたので、教室の中はまるで戦争だった。

 きちんと作業をする人もあれば、ほうきを持ってチャンバラをする男子や、ぞうきんを投げ合って遊ぶ者もいた。

 印象に残っている同級生がいる。

 彼女は、どこの掃除当番になってもピカピカにしてしまうのだ。床は顔が映るほどに磨き上げる。机もイスもびしっと美しく、素晴らしい大人になるだろうと見とれていた。

 

 私は、三十数年前に勤務していた会計事務所のことを思い出しました。

 新人の頃に、先輩のかばん持ちでお客様のところに同行する機会があったのですが、その時ある社長様が『仕事で大切なことは何だろう!』と先輩社員に質問をされました。

 先輩は『掃除だと思います』と答えられました。

 以来、私のむ中にずっと残っている大切な言葉です。
 

 

《忖度について》

 読売新聞の投稿より 埼玉県 村中理恵子 様

 最近、学校法人『森友学園』を巡る問題で、官僚の【忖度】という言葉がテレビなどで飛び交っている。

 忖度とは、『他人の心中をおしはかること』だ。行政側が権力者の意向を忖度して、不適切な行いをすれば批判されてしかるべきだが、まるで忖度そのものがいけないかのように言われている気がする。

 身勝手な考えから、犯罪まで起きている世の中だ。忖度しながら行動し、周囲とよい関係を保つことも、社会人ならば、当たり前のことだろう。

 悪いイメージの言葉としてだけ使われてしまうとしたら、何だか残念に思う。

 共感したので、ご案内しました。

 相手の気持ちを推し量ることは、コミュニケーションのスキルとしても大切なことだと感じています。 

《小事は大切・継続は力》

 “小さな成功体験” “小さな変化” “小さな出来事”等々、時として“小さなこと”が疎かにされることがあります。

 問題解決のステップには、次のような考え方があります。

【大ごとにする】
 問題を消そうとする習性とは反対の、すなわち『火消し』から『火つけ』に転向することである。
 うまくいっている、いっていないは、実態ではなく、人々の認識にすぎない。そこで、小さい問題だと思えても、それを大きくしてみることである。化粧がはがれてきて、そうはうまくいっていないことを、みんなが実感することになる。
 本当に小さい問題ならば、大きくしようとしてもそうはならない。大きくなるのは、実は大きな問題だからである。

 私が、特に大切だと感じていることは、身近なところで【小さな変化を継続して起こし続けること】です。

 まずは、皆さんの出来ること(業務改善など)を継続してみましょう!

《現状を打破する》

 現状維持バイアスという心理作用があります。

 これは『今のままで何の問題もなければ、変化させずにそのままにしておこう』という心の働きことで、誰の心の中にも存在しています。

 日常生活では、後片づけや部屋の掃除をするかどうか迷った時などに、そうした心理がフッと生じることがあります。

 片づけるべきだと頭ではわかっていても『他人に見られているわけじゃない』 『別に不便を感じていないからこのままでいい』という気持ちが湧いてくるのです。

 人の心は変化を恐れるものですが、現状維持に偏った心境では、今以上の向上は望めないでしょう。

 後片づけは、単に仕事の効率を上げるだけでなく、次の作業をスムーズに始めることにもつながります。また、物の整理は心の整理にも結びつきます。

 現状維持バイアスを脱するには、身近な事柄がお勧めです。

 まずは今日一日の清掃、後片づけから始めませんか。

 “職場の教養”から

 

 

《新年度を迎えて》

 29年度がスタートしました。3月決算が多い、医療・福祉法人のお客様中心なので弊社も気持ちを引き締めてスタート致します。

 当面の課題としては、労働力不足に対してどのような手を打つかでしょうか!

※魅力的な賃金水準
 新卒者・中途採用者に対して他者と比較して見劣りしない賃金水準と給与体系の設定。
 医療・福祉では、賞与が年間4.5ヵ月支給されている法人もあり月額提示だけでなく、年収ベースでの説明も丁寧にしたい。

※休日を含む福利厚生環境
 今、若者たちが求めることの上位に休日日数があります。誕生日休暇・リフレッシュ休暇・永年勤続休暇などの検討が必要かもしれない。

※離職防止に向けて
 せっかくご縁があって、働き始めた職員が退社していく。とても残念なことです。
 ミドル階層の教育(育成のしかた・評価のしかた・能力のみかた・目標の与えかた)
 年一回のトップ面接の推進

 新年度は、効果的な組織運営実現のために【問題の抽出・課題設定】をお客様と一緒に考えていきたいと思います。

 新年度も宜しくお願い致します。