《コンサルタントのアプローチ》

 最近“船井経営”の創設者である船井幸雄氏の本を初めて何冊か読みました。コンサルタントという業務の草分け的存在の方だと思いますが、本の中から一部引用してみます。

 私は昭和三〇年代の前半から経営コンサルティングを業にしはじめました。私は幼年時から人の下に立てない性格なので、サラリーマンには向いていません。けれども、特に何かを有名にしたり、何かの売上を伸ばすことにつきましては、天性のひらめきらしきものが幼少時よりありました。そして、それらについてアドバイスするのが好きで仕方なかったのです。
 このような性格上の特性がありましたので、経営コンサルタントとしては、二〇代の終わりには、すでにそれなりに有名になり成果も挙げていました。
 いま私は、経営者のお顔を見て少し話をするだけで、あるいは会社や工場やお店に少し立ち寄るだけで、そこの会社をどうしたらよいかほとんど正しく分かります。しかも三十有余年もまったくまちがいませんでした。

 素晴らしいですね!問題・課題がすぐに分かるのでしょうね。同時に『こうしなさい!ああしなさい!』といったアドバイスも浮かんでくる・・・・。おっしゃっているように、経験と天性のものを感じます。
 
 少し羨ましいと思いますし、私のレベルはまだまだなので『一緒に考えるアプローチ』を私は採用しています。分析的手法により“問題・課題”を抽出して、対策・解決策を経営者と一緒になって考えていくといったやり方です。

 一般的には【コンテンツ型コンサルタント】と【プロセス型コンサルタント】と呼ばれるものなのでしょうが、私はプロセス型です。