《フィードバック》

 よく耳にするのは、人事考課制度でのフィードバック面接ではないでしょうか!今日は、フィードバックについて考えてみたいと思います。

 フィードバックとは、ちょうど鏡で自分の容姿を確かめて(自分に関する情報を得て)身支度(自己改革)をするのに似ています。鏡に映る自分がどんなにひどい顔をしていても、それをどれだけ素直に受け止めるかで自己改革の程度が変わってきます。人事考課におけるフィードバック面接では、上司を鏡に例えていることになるわけです。
 素直に受け止める、すなわち醜く映っている自分の姿を『自分のせい』として自分を責めたり、『人のせい、環境のせい』として人を非難することなしに『ありのまま』『あるがまま』に受けとめてみることです。
 例えば、フィードバックに対して相手を非難するといったことは、朝寝起きで非常に乱れた髪の毛をした人が、鏡に映ったとします。その幻影に対して、この鏡に映った自分を指しながら『あいつはなんだ、あんなヘンな格好をして』と非難していることと同じです。
 鏡は、単に自分のあるがままの姿を映しているだけなのですから、それを素直に情報として受け取って、その鏡を使って髪の毛を整えればいいのです。
 そういう、自分のありのままの姿を見つけて、非難もしない、自分を責めもしない、それが自分のありのままの姿を映しているんだということを、素直に見られる・・・・・・というのが、正しいフィードバックの受け方だと考えます。