《問題ありません、という職場》

 今年度は、目標管理制度の運用を中心にした個別面接指導を数百名予定し約半分程度終了しました。面談を実施する組織のトップと私と社員の三者面談のスタイルで進めていきますが、私も勉強することがたくさんありますし、トップもいろんな気づきがあるようです。目的は三つありまして、一つ目は、制度運用のハウツー面の確認、一つはトップが社員の話を聴くこと、いま一つは現場で起きている問題点の把握にあります。

 問題抽出表が真っ白で『私たちのチームには、別に問題はありません』といったような職場もあるようですが、時々疑問に感じることがあります。ヒヤリ・ハットも含めて、潜在的な問題を予防的な視点で発見できるか!どうかが重要だと思います。

 個別面接では職場内での問題点を把握するために【業務質問票】というシートを使用しています。業務質問票に記入されている内容について深く議論をすることで、波及的に多くの問題点が抽出されます。これらの問題点は、トップにも見えていなかったり気づいていなかった内容のものも出てきます。

 日々業務改善という姿勢で仕事に励むことを習慣にしたいといつも考えていますが、その為にまずは社内の問題点の把握がポイントになります。