月別アーカイブ: 2012年1月

《頭ごなしの叱責は逆効果》

 読売新聞の記事より

 『進路を決める時期だね』と聞いたら、寝耳に水の答え。『まじめに答えろ』と思う気持ちはわかりますけど、感情のままにどなってみても、解決にはつながりません。

 東京学芸大学の相川教授も《頭ごなしの叱責は逆効果》と諭します。親への反発心が旺盛な思春期は、何かしようと思っている時に『しなさい』と言われたら、逆にしないのが特徴。怒っても反射的にあらがうだけだそうです。

 ではどうするか。お勧めはやはり『徹底的に話を聴くこと』とか。ただし、まず『夢を持つのは素晴らしい』という立場を示すのが肝要です。

 そして、『何故タレントなのか?』『どうやってなるのか!』などと詳しく訊ね、不明な点は子供に調べさせます。その過程で、夢が現実なのか、心構えや準備はどうかといった点について、親子で認識を深めるのです。

 親としての意見を伝えるのは最後。『やめなさい』と命令するのではなく、『お父さんは心配だ』と柔らかく気持ちを伝えましょう。やり取りを重ねるうちに親子の絆が強まると確信します。

 【目標・夢・理想】を持つことの大切さ、【Iメッセージ】で伝えるコミュニケーションスキルが紹介されていますね。

《二つのアプローチ》

 目標の達成に向けて、実力管理者基礎コースのなかで《二つのアプローチ》が紹介されています。特徴としては、現状から⇒目標の達成に向かって進んでいく【業務改善目標】をテーマにした場合

≪積上げアプローチのプロセス≫
①原因分析⇒②方針の列挙⇒③改善方針の決定⇒④改善立案⇒⑤実施 となります。

≪デザインアプローチのプロセス≫
①理想形の想定⇒②ネックポイント対策⇒③細部調整⇒④改善立案⇒⑤実施 となります。

 以上の二つのアプローチの手法を状況に応じて使い分けることが必要になるのだとは思いますが、私がここに書き込みをしてきた内容は≪デザインアプローチ≫の考え方です。少し表現を変えて≪ビジョンアプローチ≫として御案内をしています。

 大切なポイントとしては、まずは≪ビジョン・望ましい状態・理想≫を明確にすることです。別の表現をすれば【問題に集中するのではなくて、解決策に集中する】になるでしょうか。≪ビジョン・望ましい状態・理想≫を明確にしたあとは、現状の⇒側からプロセスを見るのではなくて、『←←理想の側からプロセスを見つめることによって』プロセス上にある課題を発見し、それを解決していくといった手法です。

 マクスウェル・マルツも言ってますが、目標を明確にすると【自動成功メカニズム】【サイコ=サイバネティクス】が働きはじめて目標の実現に進んでいく、と。
 《エンド・リザルト・オリエント》最終結果志向

《明けましておめでとうございます》

 新年も早いもので四日となりました。弊社も年賀状を昨年末に何通か出したのですが、直接被害を受けたお客様も何社か有り、例年の文面と違った内容で【新年の御挨拶を記載しない】送付させて頂きました。

 昨年の書き込みは、私が業務として大切にしている二つの視点【ビジョンビルディング】と【ポテンシャルの発揮】を中心にしたものになっていたかと思います。組織も個人も目指すべき方向を明確に定めること【ビジョンビルディング】と潜在能力を発揮しながらそのビジョンの実現にチャレンジすることが大切だと考えます。

 今年も、このような視点で書き込みを続けてみたいと思っていますので、時々覘いてみてください。宜しくお願い致します。