《給与体系のデザイン》

 最近の人事の話題は、『高年齢者の雇用の問題』と『同一労働・同一賃金』でしょうか!
 今日は、『同一労働・同一賃金』の問題について給与体系の制度設計の面から考えてみたいと思います。
 
 まずは、弊社で提案している給与体系は《単一型の職能給》を原型としていますが、特徴としては【7等級制による管理】【年齢加算給を排除】【複線型のコース別管理】【ポイント賞与】等々でしょうか!一言で表現すれば実力主義の給与体系であり、昇給・昇格・昇進・賞与・教育といった処遇が実力・実績によって決定されます。ここ10数年にわたり多少の制度改定を実施しながら、お客様に提案・運用をして頂いておりますが、比較的シンプルで分かりやすい制度であるとの評価を頂いております。

 基本的な考え方としては《頑張った人に報いる制度》《環境の変化にあわせてメンテナンス》《現給保障で移行》等々ですが、現在は『同一労働・同一賃金』との関連もあり、有期契約社員を正社員として受け入れる為の体系整備に頭を悩ませています。