《変えて良いもの、変えてはいけないもの》

 バラク・オバマ前アメリカ大統領の“チェンジ”に代表されるように、2000年に入ってからは変化することに重点が置かれて企業経営等が考えられてきたような気がします。

 倫理法人会に、次のような【易不易】という考え方があります。
『激しく移り変わる世の中で、変えなければならないことは果敢に変えていく。しかし、変えてはならぬものをきちんと見定めて、それを保守しつつ、現実に対処していく。そうした堅固な柔軟性が、物事を成功にみちびき、たくましく生きる基本となる』 

 私が、“難しいなぁ”と感じるのは、【変えてはならぬものを見定めること】です。

 独立開業して31年目に入りましたが、変えてはならぬものは基本的なことのように思います。

 例えば、掃除や挨拶です。弊社では、チェックリスト項目の【挨拶が出来ている】・・・・の評価ポイントは、出社したら自ら上司の前に出向いて、自ら挨拶をすること。退社の際も同様とする。としています。

 最近は、変えてはならぬものがおざなりになっていないかに意識を向けて注意するようにしています。