《一歩一歩のつみ重ね》

 喜びのタネまき新聞(ダスキン)より

 休日に一時間のジョギングをして二十数年が経ちます。家を基点に走るコースも幾つかあり、四季折々の季節を
感じて汗を流すのは気分転換になります。走り始めたころに比べ年齢と共に同じコースでも時間がかかるようになってきました。

 ある記事で『何ごとも挑戦する気持ちを持つこと』が目にとまり、二時間ほどジョギングしてみようと試みました。それでも何回かは『次にしよう』と先延ばしし、やっとの思いで決心を固めました。一時間まではいつものペースでしたが、次第に足の痛さを感じ『いつ止めようか』と思う気持ちが強くなり走り続けることが難しくなります。仕事と違って誰も見ていないし、自分だけの目標なのでつい弱気になるのでしょう。その都度『次の交差点まで』 『あと10分だけ頑張ろう』と目標を身近に置くと二時間走り続けることができました。

 人生では色々な目標を決めても達成するまでには多くの困難がある。つい諦めてしまうこともありますが、大きな目標に向かう時でも現状から一歩一歩しか進まない。大きな目標を持ちつつ、行動は身近な目標に置き換えて一つひとつ達成することが大切だと今回のジョギングで学びました。  ダスキン社長 山村輝治

 目標設定とプロセスの捉え方を教えてくれています。