《ホウ・レン・ソウを考える》

 ここ最近、何冊か続けて“報・連・相”に関する書籍を読んでいます。まず、実感したことは『報告や連絡は部下側からあるべき』といった考え方を変えなければならないということです。以下ご参考まで!

※一方通行はリスクを高める

 ホウレンソウ不足によるトラブルは、部下だけに責任転嫁できる問題ではありません。ホウレンソウが慢性的に不足すれば、組織全体の情報の循環がとどこおり、機能不全に陥ります。

 上司と部下の間でホウレンソウがキチンとなされていないと、チームワークが乱れて仕事の能率が低下したり、小さなミスが大きな問題に発展したりするなど、業務に対する様々な支障が生じます。人間関係が壊れてしまい、貴重な人材が辞めることになったり、病気になったりすることも起こるのです。

 つまり、ホウレンソウは、単に上司と部下といった担当者と担当者の間の問題ではなく、ましてや、部下から上司への一方通行のものではありません。

 ホウレンソウは、組織内で発生する様々なリスクを最小限に抑え、仕事を順調に進めるために欠かせないものなのです。