《問題解決型の教育》

 “20歳のときに知っておきたかったこと” スタンフォード大学集中講義の本を読んでいます。

 なかなか興味深いので少しご案内します。

 いま、手元に5ドルあります。2時間でできるだけ増やせと言われたら、皆さんはどうしますか?
 これは、私がスタンフォード大学で実際に学生に出した課題です。クラスを14チームに分け、各チームには、元手として5ドルの入った封筒を渡します。課題にあてられる時間は水曜日の午後から日曜日の夕方まで。このあいだ、計画を練る時間はいくら使ってもかまいませんが、一旦封筒を開けたら、2時間以内にできるだけお金を増やさなくてはいけません。
 実際にどんなことをしたのかを1枚のスライドにまとめ、日曜日の夕方提出してもらいます。そして、月曜日の午後、チームごとに3分間で発表してもらいます。
 学生たちに企業家精神を発揮してもらおう・・・・常識を疑い、チャンスを見つけ、限られた資源を活用し、創意工夫をしてもらおうというわけです。
 
 興味深い授業ですね。学生時代に問題を解決する力が鍛えられて社会に出てくることになるわけです。ご紹介した事例以外にも色々な課題に挑戦する様子が本になっています。

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