《ジャック・ウェルチ流の人材の見方》

 少し古い話になりますが、2001年にGEの会長を引退した、J・ウェルチの人材に対する4つの見方をご案内します。

 彼は、【価値観の共有】と【成果・業績】という二つの視点から次のように4つのタイプに人材をわけます。
※タイプ1
 成果・業績を達成していて、組織の価値観を共有している人材
※タイプ2
 成果・業績を達成せず、組織の価値観を共有できない人材
※タイプ3
 成果・業績を達成できないが、組織の価値観を共有している人材
※タイプ4
 成果・業績は達成できているが、組織の価値観を共有していない人材

 そこで問題は、どのタイプの人材を2番手の人材として評価するのか?ということなのですが、あなたはどのように考えますか。
 まずは、1番手と4番手は判り易いですよね。1番手は、タイプ1、4番手はタイプ2ということになります。次に、業績を挙げている人材と価値観を共有している人材のどちらを2番手として高く評価するのか?ということになるわけです。
 J・ウェルチ流の表現をとれば、『手前勝手にスタンドプレーをして今は業績が挙がっているが、そんな奴は、やがて干されるから気をつけろよ』《タイプ4》『今は業績が挙がってはいないが、組織の考え方が理解できて頑張って奴は、やがて成果を出してくるから心配するな』《タイプ3》と言ってます。
 価値観の共有を大切にしているわけですが、とても興味深い人材に対する視点ですね!