《プロセスへの介入》

 チームのメンバーたちは、自分たちのチームの業績を改善することは可能であると感じていますが、何をどう改善したらよいかを発見できない、あるいは気付かないでいることが多いです。業務プロセスへの介入というのは、上司が部下に対して、彼らが対応しなければならないプロセスに関しての問題を把握、理解、対処していく上での支援を提供していくことです。
 
 プロセスへの介入は、個人間の問題に対応することやメンバーの関与を重要視するといった点でタスクを中心にしたアプローチです。この場合の上司の役目は、部下の周囲や部下自身、そして部下と他のメンバーとの間に何が起こっているのかについて洞察を提供することであり、チーム内の問題を直接解決することではありません。むしろ部下自身が自分で問題を解決するプロセスにアドバイスをするガイド役またはコーチの役目を果たすことなのです。

 上司は、どのプロセスに改善が必要であるかを部下と共に分析をします。大切な事は『共に』という点です。一緒に考えることで『共有感』が生まれてくるのです。また、部下が上司と一緒に仕事をして自分の分析能力が高まれば、上司が変わってからもずっと継続してそのスキルを適用することができるようになるのです。

 さらに、部下が問題の診断と解決法の開発に積極的に参加するならば、プロセスや対応策について理解が深まり、自ら選択した行動計画への抵抗感も減ることになります。

 上司は、プロセス行動に対して“介入し” “質問を”することが大切なポイントとなります。