《目標志向であること》

 目標管理制度(M・B・O)の提案・運用指導の際に素朴な質問を受けることがあります。
 それは『何故、目標を持って仕事に臨む必要があるのですか?』といったような内容です。当初は、目標を持つことの意味等考えることもなく制度を勧めていたものですから、戸惑ったりもしました。あれから十数年の月日が経ち、私なりに次のようにまとめています。

①組織として進むべき方向が必要であること。(ベクトルを合わせる)
 正しいか、誤りであるかは別として目標は必要である。
②殻を破ったり、マンネリを打破する為にはチャレンジングな目標が必要である。
 成長のための道具と考える。
③目標設定によって達成プロセスを考えるようになる。
 考える組織の第一ステップ。
④人も組織もテレオロジカルな生きものである。
 目標を設定して、それに向かっていく生きもの。

 悩み・考えているわりには、少ないような気もしますが、現在はこんな感じです。
 いずれにしても、個人も組織も前に進んでいくためには到達点が必要なのだと思います。この到達点がハッキリと明確にイメージできる人は、確実により早くそこに到達するわけです。

 個人目標・組織目標を時々確認してみたいものです。