《目標管理制度》

 目標管理制度の提案・運用指導を行うようになって十数年になりました。指導をうけた先生の言葉で印象に強く残っているものが二つあります。
※一つは『戦略と成果にはタイムラグがある』ということ。“今、結果が出ている、出ていない、ということは今が悪いわけではない。過去に打った手が効いている、効いていない、ということだ。”
※二つ目は『結果の前にプロセスがある、プロセスの質を上げないと良い結果は望めない』ということ。
 以来、常に頭の中に二つの考え方があり、指導・運用の際も口にしています。

 野村監督も『プロセス重視』と言っています。
 プロ野球は結果がすべて。勝てば官軍の世界といっていい。つねに結果を求められるし、それで評価が決まる。指揮官はなにより結果がほしい。そのため、選手を褒めておだてあげたり、他球団から強打者や好投手を集めたりして、手っ取り早く勝とうと考える。
 しかし、結果の裏側にあるものは何だろうか。
『プロセス、過程』にほかならない。結果を出す為には、どのようなプロセスを歩むかということが重要になると信じているし、正しいプロセスを踏んでこそ、その組織はほんとうの意味で強い組織となる。

 まったく共感します。