《コーチングとカウンセリング》

 コーチングは【コーチ】の語源からきていますが、【コーチ】とは【馬車】を意味します。現代では、馬車に代わるものはタクシーということになると思いますが、あなたがタクシーに乗った時に必ず訊かれることがありますね!

 『どちらまでですか?』そしてあなたは答えます。『〇〇〇までお願いいます。』通常タクシーに乗るときには《目的地》があるのです。従って、コーチングにも、目的・目標・理想像が必要なのです。

※みずから目標を設定して、その目標達成を支援するのが《コーチング》なんです。

 わたしは、長らく中小企業に人事考課制度運用の一環としてコーチングを実施してきました。私の個人的な感想ですが、コーチングは、比較的メンタルが強くて目標が明確に設定できる人には効果的に働きます。一方、メンタル的に弱っている人(最近多いと感じています)には、《カウンセリング》のスキルを使用することが大切だと思います。

 イメージとしては、マイナス状態の人をプラマイ0まで回復させることが《カウンセリング》だと私なりに理解しています。《コーチング》と《カウンセリング》は区別して使用したいものです。

 メンタル的に弱っている人に《目 標》を求めても中々うまくいきません。どうも目標設定が難しいようです。このような場合には、【傾 聴】【バックトラック】
【共感言葉】などのスキルを使用して少しずつ回復させていきます。自分自身の中にある抑圧された感情を言葉にできると、少しずつ変化するようです。

 この分野では、今NLPが注目されています。巻き戻し法・パートと向き合う・リフレーミング・タイムライン等いろいろなワークが準備されています。

 組織運営の一つとして、《コーチング》と《カウンセリング》を上手に使ってください。