《コミュニケーションのスキル》

 コミュニケーションは、身に着けることが大切だと思いますが、“NLPスキル”から少しご案内します。

 ペーシング(相手のペースに合わせる)のスキルが、コミュニケーションの入り口の場面で重要な働きをします。そこで、ペーシングについて内容の確認をしてみましょう。

【ミラーリング】
 ペーシングの一つに、ミラーリングという方法があります。これは、相手のしぐさや姿勢をまるで鏡に映したかのように真似をするというものです。あまりに露骨な真似は?ですが、意外と相手の人は気付かないことに驚きを感じることがあります。
 具体的には、話をしている相手の“姿勢”や“手足の位置”を合わせることは一番かんたんで効果があります。また、“相手の動作”に合わせることも有効なペーシングの手法です。相手がコービーを飲んだら、自分もコーヒーを飲むなどが具体的な動作になります。

【話し方・声の大きさ】
 “話すスピード”や“声の大小”を相手に合わせることも、効果的なペーシングのスキルです。相手は、自分の話すスピードや声の大小についてはあまり気にしていないので気づかれにくいのです。

【呼 吸】
 呼吸は、無意識に行っています。ですから、この“呼吸速度”や“リズム”を感じて、それに合わせることができれば信頼関係をよりスピーディーに築けるようになります。ミルトン・エリクソンは相手の片の動きで“呼吸速度”を計っていたそうです。

 比較的実行しやすいスキルです。意識して使ってみてください。