《待つということ》

 置かれた場所で咲きなさい・・・・渡辺和子 著より

 私が住んでいる修道院は、大学内の建物の四階にあるので、毎日のように九人乗りの小さなエレベーターで出勤し、帰宅していました。
  
 ある日、階数ボタンを押した後、無意識に『閉』のボタンを押している自分に気が付きました。つまり、ドアが自然に閉まるまでの時間、大体四秒ぐらいの時間が待てないでいる自分に気付いたのです。

 そして、考えさせられました。『四秒すら待てない私』でいいのだろうか。事の重大さに気付いた私は、その日から、一人で乗っているときは『待つ』決心を立てたのです。

※数年前にこの本を読んだときに『同じような自分』に、ハッとしました。私の場合は、出張で頻繁にホテルを利用するのですが、エレベーターに乗って『閉ボタン』を一度ならずも何度も押している自分がいました。私も『待つ』決心をしました。一ケ月くらいは、時々『閉ボタン』を押して失敗もしましたが、今では余裕です。あわてず、あせらずの生き方は魅力的です。