《目的と目標は違う》

 『目的』と『目標』は違います。今日は、このことについて考えてみましょう。

 『目的』というのは最終的に行き着くところ、『目標』というのは、その為のプロセスや、目的達成の手段です。

 最近、目標管理の研修などで企業を訪問して感じることは、そこで働く社員たちの疲労感です。どうも、売上や利益などの数字を追うことが目的になっていて、会社の存在意義(本来の目的)を忘れていまっているようです。売上や利益も企業が存続していくためには大切な要素だとは思うのですが、そこの部分が強調されたノルマ設定による管理運用では、そこで働く人たちは本当にかわいそうです。

 良い商品やサービスを提供して、お客様に喜んで頂くことが会社としての一義的な存在意義《目的》です。さらに、それを通じて働く人や株主などの関わる人たちを幸せにするのも目的です。

 『単に儲ければいい』と勘違いすると、利益が目的などと言う人が出てきてしまうのです。でも、そのような企業は長続きしないと思います。

 今一度、我社の《目的》をじっくり考えてみるのもいいのではないでしょうか!