《小説・吉田松陰から》

 NHKの大河ドラマでも放送されている“吉田松陰”の小説を読んでいます。童門冬二著ですが、その中に次のような記載がありました。

 『まちづくりの目的』である。
 まちづくりの目的を、わたしは次のように考えている。

※いま住んでいる人々が、その地域に“生きがい”と“死にがい”を感ずること。生きがいだけではダメで、『ここに骨を埋めてもいい』というような魅力を住民・議会・執行機関の三者が一体となって生み出すことが大切だということ。

※さらに現世代だけではなく、現世代の子孫にわたって同じ“生きがい”と“死にがい”を感ずることが必要だということ。

※さらにいえば、他の地域に住んでいる人が『ぜひそこにいきたい』というような気持ちを起こさせるような魅力を生むこと。

 一極集中から地方の時代についてのコメントですが、組織づくりと組織運営についても共通している部分があると感じました。
 “働きがい” “終身雇用” “あそこの職場で働いてみたい” このような組織づくりを目的とする必要があるのでしょうね!