《言葉を大切に》

 失敗したり、辛い目にあった時、自分に『よかったね』と、そっとささやいてみませんか。『よかったね』とは、失敗や困難をそのまま喜んで受け止めようという、勇気ある言葉です。

 問題にぶつかった時、私たちはつい『まいったな』と弱音を吐き、頭を抱えてしまいがちです。しかし、それでは本当にまいってしまいます。問題解決に向けての正しい対応もとれません。

 失敗や困難が起きるのは、それなりに意味があります。近頃いい気になっていた、あるいは、仕事ぶりが雑になっていた、あるいはまた、踏むべき手順や報告すべきことを怠っていた・・・・・ということかもしれません。

 『よかったね』とは、それらを気づかせてくれる合い言葉ともいえるでしょう。

 そしてまた、『よかった』と言い続けることで、自分の中に勇気が生まれ、元気も出てきます。言葉には力があります。言った通りの世界を作り出すのもまた、言葉の力なのです。

 職場の教養より