《訴訟社会》

“交通事故訴訟急増”
 最近上記のテーマ記事が読売新聞で大きく取り上げられていましたが、内容を少し紹介致します。

 自動車事故の被害から保険加入者を守るための弁護士保険が、物損事故の訴訟の急増と審理の長期化を招いていることが、最高裁の調査などから浮上した。訴訟の乱発によって、保険金の支払いが膨らむことに損害保険会社からは悲鳴が上がり始め、裁判所からも『弁護士が報酬目的で訴訟を引き延ばしているのではないか』と指摘する声が出ている。

 過払い金返済訴訟、物損事故訴訟、最近は時間外請求訴訟と労働問題にも拡がりをみせています。私のお客様の中にも労働問題での訴訟を受け係争中というところもあります。

 ある方のブログにこのような書き込みがありました。

 勤務先に対しての忠誠心が高く、上司のみならず本人の家族とも勤務先に対しては良好であった労使関係が、突然のこうした労働裁判によって崩れようとしています。弁護士が代理人になることで、本人と直接に話ができないのをいいことに、1のことが100と騒がれ、一つひとつ言葉を選ばなければならなくなりました。守るべきものは労働者ではなく弁護士の生活なのでしょうか!

 社内には色々とトラブルがあります。本人と使用者がキチンと向き合って腹を割って話し合うことで、多くの事は解決できるのではないかと考えます。