《M・B・O (目標管理)》

人事考課制度を設計・提案する際に弊社では、目標評価についても30%~50%のウエイトで評価項目に組み込みますが、セミナーにお出でになられた方々のお話を聞くと、目標評価の組み込まれていない人事考課制度を運用しているというところが結構あって驚かされます。

確かに『目標管理制度』を運用するのは難しい面があります。
①目標設定(組織目標)
②目標設定(チーム目標)
③目標設定(個人目標)
④目標面接(すり合わせ)
⑤中間面接(進捗確認)
⑥自己評価
⑦上司評価
⑧フィードバック

プロセスを時系列に書き出しただけでもかなりの労力と脳力を使います。目標設定も個人に三つ程度要求しますと、現場から悲鳴が出でくる場合がありますが、上長が丁寧に説明して納得して頂くことで解消されていきます。もし、現場からの不満が多かったり、納得してもらえないとするならば、それば上長に問題があるのだと私は感じています。
組織力の一つは、職員一人一人が自ら考えて行動する力だと思います。そういった意味では『目標管理制度』の運用は極めて効果のある仕組みではないでしょうか!
中長期にわたる努力の積み重ねが、大きな組織力の差になるのだと思います。