《トップダウン型組織とボトムアップ型組織》

 前回は、株式会社武蔵野の小山社長の組織運営についてご案内致しました。今日はもう少し考えてみたいと思います。

 小山社長のスタイルは、トップダウン型組織運営で“社長の決定を伝え、社員はそれを実施する”といったものでした。
 特徴を整理してみると、
※トップが組織の力を使う
※管理階層が増える
※管理資格に年功を尊重する
※過去の事実や統計を重視する
※ひとり一人の責任感が欠如する
※新しいことに取組まなくなる
※トップだけが責任を負う

 一方、責任の分担や参加を重視したボトムアップ型組織運営の特徴といえば
※個人と組織のバランスが取れている
※リーダーシップと能力は全ての人が持っている
※急変する環境の変化に柔軟性を持っている
※リーダーは、部下の仕事を助ける役割がある

 トップダウン型もボトムアップ型もそれぞれ大きな価値を持っています。組織運営には両方が必要なのだと思います。両方の良い部分を統合させ効果をあげることが大切なのです。