《認知症》

 医療・福祉の現場で職員の方々と研修や目標面接といった場面でコミュニケーションをとることがありますが、最近強く感じるのは認知症利用者の対応に日々悩んでいるということです。騒いだり、徘徊したり、家に帰りたがったりと不穏な行動に職員は振り回されているようですが、未だ的確な対応や薬が無いような状況です。言葉が通じない利用者の『本当の気持ち』をどのようにして察知したらいいのかを議論したりしていますが、ナカナカこれといった妙案がみつかりません。

 埼玉県の沢本照子さん(59歳)の投稿です
《認知症6年 素直で元気な母》
 母が認知症になって6年が過ぎた。毎日いろんなことがある。
 一緒に買い物に行き、ニンジンを買わなきゃと母に話すと、ここにあるよ、とタラコを指さす。自分がタラコ好きだから買おうとしているのか、本当にニンジンに見えたのか。
 認知症になる前は、自分の分まで『食べなさい』と私にくれたが、今は違う。好きな食べ物が出ると、『これ一人で食べられるよ』と言って、本当に一人で食べてしまう。素直な自分になっている母を見ると、私はとても幸せな気持ちになる。
 ある時、一緒にケーキを食べようとお茶の支度をいる間に、一人でケーキを食べてしまった。もう、おなかいっぱいの満面の笑みだ。
 そんなにケーキが好きだったのね。11月のお誕生日で米寿を迎えるので、大きなケーキでお祝いしましょう。天国のお父さん、さみしいだろうけど、まだ母は元気だから、もう少し待って下さいね。

 肉親との関係だからでしょうか?なんだか余裕を感じます。