《最近の人手不足》

 今週は、宮城県・岩手県と出張しています。復興地域ですが、昨日は午前中少し時間があったので地元のハローワークに寄って“求人情報”を頂いてきました。仮設のハローワークでしたが、なんだか活気がありましたね。

 興味があったのは、医療・福祉の求人情報だったのですが、“介護職” “看護職” “ケアマネ” 等の求人が病院・特養ホーム・老人保健施設からたくさん出ていました。特に“看護職”の求人が多かったです。私は、東北を地盤にして活動をしていますが、ほぼ全域で医療・福祉での人材不足の状態を実感しています。人材不足の原因はとして、一つは“職員の離職”といま一つは“施設の増加”にあると考えています。それぞれの施設に待機者が行列をしている状況の中で、“小規模特養の新設” “サービス付き高齢者住宅の建設”のようなスタイルで対応がなされています。当然介護職員・看護師が必要になりますが、追いつかない状況なのだと思います。2025年まで高齢者の増加が予測されています。平均寿命が延びればも少し先まで増え続けるのでしょう。一言で表現すれば、需要と供給の関係なのだと思います。

 もう一つの原因になっている“職員の離職”ですが、3年以内離職率30%は少し高いように感じます。年間数%程度の離職率は組織の新陳代謝に必要だと考えていますが、現状は高すぎます。毎年複数のお客様の職員と個別面談していますが、若い職員・最近入社職員の意気込みや熱意には、“やる気”を感じるのですが、2年・3年経過する中で無力感を体験し離職するのでしょうか?何とかしたいですね!!

 対策として、“全員正職員化” と “ファシリテーターの養成”を提案しています。