《目標を持つ》

 ビジネスで目標を持つことは大切です。同時に、やり遂げるという強い意志があれば、その達成に向けて努力し、苦労をいとわなくなるものです。
 昨今、企業が求める人材は、自分の目標を立てることのできる社員だといわれます。目標を持つことは、現状のスキルを認識でき、その達成には、いかにスキルアップが必要かを自覚できるのです。
 そうすれば、今、何をやるべきかがわかり、モチベーションを高めることができるでしょう。その上で、高い目標も達成されていくのです。
 女子柔道界の第一人者・谷亮子さんは、かつて“練習というものは非常に単調で苦しいものだ”と語っています。その単調で苦しい練習を続けられたのは、やはり高い目標を持っていたからに違いありません。
 何をするにしても目標がなければ、暗闇の中を走り回っているようなものです。それではモチベーションは低くなって、少しの困難にも挫けてしまうでしょう。
 高い目標で自らを磨き、会社になくてはならない人材となりましょう。

『職場の教養』より