《月次報告書とは》

 私は、会計事務所に勤務していた経験があるので《月次報告書》という言葉を聞くと、月次貸借対照表・月次損益計算書・キャッシュフロー計算書・二期比較計算書・経営分析チャート等々数字で集計された資料をイメージしますが、皆さんはいかがでしょうか!
 確かに一定期間内の経営活動結果として集約されたものであることは間違いないですし、数値として明確化されているので解りやすいですね。特に経営者の方々は財務諸表の結果を気にされていたように思います。
 今思うと当時は、いわゆる【結果指標】に標準を合わせての報告・管理・指導が中心だったような気がします。何を言いたいのかというと【プロセス指標】の視点が抜けていた、ということです。結果の前にプロセスがあって、プロセスの積み重ねが最終結果であることを忘れてしまって、結果だけを分析・評価していました。あれから二十数年が経過しまして最近やっと理解できました。【結果を出すにはプロセスの質を高めること】を!!

 最近は、月次報告会の場では《月次財務報告》の他にプロセスに意識を向けて、問題・課題の整理と提案をして頂いてます。